マエケン 逆転2点適時打で野茂に並んだシーズン12安打“本職”は5回2失点、9勝目お預け

[ 2019年8月30日 02:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース6-4パドレス ( 2019年8月28日    サンディエゴ )

<ドジャース・パドレス>2回、逆転となる右前2点適時打を放ったドジャース・前田(AP)
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 レジェンドの功績にバットで並んだ。ドジャースの前田が28日(日本時間29日)、パドレス戦で1―2の1死満塁で打席へ。甘く入った93マイル(約150キロ)のツーシームを逃さなかった。右前に逆転の2点適時打だ。

 「(相手先発のウィンゲンターは)ツーシームとスライダーの投手。状況を考えれば、ツーシームでゴロを打たせに来るんだろうなと。僕が三振しても、満塁で1番に回る。ゴロさえ打たなければ、という打撃。それくらいはできますよ、僕の技術があれば」。照れながら振り返った。

 これが今季12安打目。大リーグ通算123勝を挙げた野茂英雄が99年ブルワーズ時代に記録した日本投手最多の安打数に、20年ぶりに並んだ。「ピッチングでは、なかなか(野茂の)記録を抜くことはできないので、バッティングで抜くしかない。(シーズンは)残り少ないですけど、ここまできたら、あと1本くらい打ちたいですね」と新記録へ意欲を示した。

 PL学園時代は4番を務めていた。広島でも1年目の07年にウエスタン・リーグで打率・364をマーク。しかし、「打撃練習は1カ月に1回くらい」とあり以降は打撃練習の機会自体が減り、数字も下降したという。ただ、ド軍では頻繁に打撃練習があるといい「だいぶ良い感じです」と手応えを口にする。今季は打球が飛びやすいとされるロッキーズの本拠地球場クアーズ・フィールドのフリー打撃で、推定飛距離130メートルの柵越えを放ち、チームメートを驚かせた。

 その分、相手投手も警戒を強め、捕手からも「初球から振るんだろう?」などと話しかけられることもある。この日はツーシーム狙いがズバリ的中。「ちょっと詰まったけど、しっかり打てたので良かったと思います」と胸を張った。

 本職のマウンドでも役割を果たした。初回に2点を失ったが、5回を2安打2失点。勝利投手の権利を得て降板した。9回に守護神ジャンセンが打たれて9勝目は消えたものの、チームは延長10回の末に勝利。地区優勝マジックは9に減り「チームも勝ちましたし、(自分の)内容も良くなってきているので、プラスに捉えたい」と前を向いた。最近の4試合中3試合は自責点2以下。8月4日の対戦で3回途中5失点でKOされたパ軍相手にやり返した。

 次回は来週前半のロッキーズ戦に先発予定。地区優勝を決める試合で、野茂超えを果たすかもしれない。(奥田秀樹通信員)

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