マツゲン箕島硬式野球部 雪辱2年ぶりV!「ケガの功名」和田7回1安打完封でけん引

[ 2019年8月30日 05:30 ]

第44回全日本クラブ野球選手権・最終日 決勝   マツゲン箕島硬式野球部7―0OBC高島 ( 2019年8月29日    メットライフ )

西川監督(中)を胴上げするマツゲン箕島硬式野球倶楽部ナイン(撮影・西海健太郎)
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 マツゲン箕島硬式野球部(西近畿)が決勝でOBC高島(東近畿)を7―0の7回コールドで下し、2年ぶり5度目の優勝を飾った。今春、左肩腱板痛で苦しんだ和田拓也投手(25)が大会直前、サイドスローに転向し7回1安打の完封。今大会2勝をマークし、自身2度目の最高殊勲選手賞(MVP)に輝いた。チームは10月の社会人野球日本選手権(京セラドーム)の出場権を獲得した。

 歓喜の表情で和田がトロフィーを掲げた。「(優勝を)取り返す気持ちで丁寧に投げました」。わずか1安打での完封劇。1年前、大和高田クラブとの決勝で6回途中5失点KO。そんな苦い記憶を全て振り払った。

 春先は地獄だった。左肩腱板痛で4、5月は投球禁止。「5カ所以上の病院をはしごしてもダメ」。7月末になっても治まらない。「半ば開き直って」と上手から横手投げに転じたら痛みは消え、打者の反応も一変した。

 右打者の内角、左打者の外角に直球、ツーシームが決まる。「ケガの功名。攻め方が広がった」。大会直前、都市対抗8強の日本生命とのオープン戦で4回1失点。「チームは去年の忘れ物を取りに来たけど、和田は素晴らしいの一言」と西川忠広監督は復活したエースを称えた。

 次の目標は日本選手権で「初白星」を挙げることだ。「今の投球スタイルをもう一度鍛えます」。都市対抗で優勝したJFE東日本との対戦を夢見た。(伊藤 幸男)

 《ナインはスーパーに勤務》▽マツゲン箕島硬式野球部 96年、和歌山・箕島野球部OBを中心に「箕島球友会」として発足。04年に「和歌山箕島球友会」に改称。06年、クラブ野球選手権に初出場初優勝。翌年の日本選手権・近畿第5代表決定戦で新日本製鉄広畑を下し、2年連続本戦出場。今年からチーム名を「マツゲン箕島硬式野球部」に改称。ナインは大阪、和歌山で商圏とするスーパー「マツゲン」に勤務。ヘッドコーチは元西武・原井和也氏。

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