広島 巨人と7・5差 大瀬良 自己ワーストタイ10失点「情けない」

[ 2019年8月30日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4―12巨人 ( 2019年8月29日    東京D )

3回途中で大瀬良は降板(撮影・篠原岳夫)
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 広島は29日の巨人戦で、今季6度目となる2桁失点を喫して4―12と大敗した。大瀬良大地投手(28)は自己ワーストに並ぶ10失点で、今季最短の2回1/3で降板。中5日で直接対決にぶつけるも奏功せずに、巨人3連戦に負け越した。残り20試合で首位と7・5ゲーム差。逆転優勝は絶望的な状況となった。

 リーグ4連覇を目指した頂点は、もう遠くにかすんで見えない。首位・巨人に7・5ゲーム差。残り20試合での逆転優勝は限りなく厳しくなり、大瀬良は「情けない」と跳ね返され続けた3回を思い浮かべていた。

 屈辱的だった。無死一、二塁から丸に左翼フェンス直撃の適時打を許すと、岡本に右翼ポール際への3ラン。大城の左翼線への適時二塁打で6連打とされて、打者一巡で投手・桜井の犠打での1死しか奪えなかった。今季最短となる2回1/3での降板。女房役の会沢までもが同時にベンチに下げられた。

 10失点は、新人だった14年6月7日のソフトバンク戦に並ぶ自己ワースト。2番手・塹江が丸に満塁弾を浴びて、巨人戦では75年以来、44年ぶり2度目となる1イニング2桁失点にまで膨れあがった。
 「高いといえば高いし、甘いと言えば甘い。期待されて任せてもらったことは自覚していたけど、結果を残すことができずに申し訳ない」

 神話は、大一番で効果をなくした。15年から中5日で先発した計6度のうち5度が完投勝利(完封が1度)で勝率は10割だった。巨人との直接対決にぶつけるために下した今季3度目の中5日。「(状態に)問題はなかった」と言うだけに、佐々岡投手コーチは「球が悪いとは思わなかったけど結果的に甘く入っていた」と首をかしげるしかなかった。

 直接対決に3連勝すれば、3・5差に迫る首位追走への最後の好機だった。首脳陣は、ジョンソン、野村、大瀬良と最も安定している先発3枚をぶつけた。しかし、カード負け越しの“完敗”。緒方監督は「うちらしい野球ができなかった。エースが打たれて…。ファンに申し訳ない」と謝罪した。

 きょう30日からは、2・5差と離された2位・DeNAとの3連戦が始まる。「広島に帰ってからが大事」と指揮官。傷心のまま正念場は続く。
(河合 洋介)

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