阪神 島本 自身初のシーズン60試合登板へフル回転「最低限いきたい目標」

[ 2019年8月30日 05:30 ]

キャッチボールをする島本(撮影・坂田 高浩)
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 猛虎史に名を刻んだ力強い一歩が、一流リリーバーへの道を切り開く。島本が自身初のシーズン60試合登板へ意気込んだ。

 「監督には開幕前に70試合投げますと言ったんですけど…。60試合は最低限いきたい目標です。個人的な数字にはなりますけど積み重ねていけば(試合数も)チームにも貢献できるものになる」

 矢野監督の期待を受け、開幕からブルペンの一角に名を連ねて、奮闘してきた。当初は劣勢の展開での起用も多かったが、信頼を積み上げて僅差や優勢の場面での登板も増加。6月6日のロッテ戦では1点リードの延長10回を封じ、9年目にしてプロ初セーブをマークするなど飛躍のシーズンを過ごしている。

 阪神の育成ドラフト出身選手で支配下登録された選手は島本(10年2位)だけで、1軍で残した足跡すべてが球団史となる。当然、残り8試合に迫っている60試合登板を果たした先人もいない。
 他球団では18年に70試合登板したDeNA・砂田(13年1位)以来。過去には元巨人・山口(05年1位)が08年から9年連続で60試合以上登板を果たす偉業を成し遂げた。「(山口の記録は)次元が違う」と首を振ったものの、猛虎唯一の「育成の星」としての強い使命感は、胸に秘めている。

 「自分が成績を残せば、育成から這い上がれるっていうのも周りに見てもらえる。(ドラフトの)同級生もたくさんいたので」。育成の同期入団には阪口(1位)、穴田(3位)がいたが、2人はすでにプロ野球からは身を引いており、仲間の思いも背負っている。

 今季は、52試合に登板し4勝(0敗)、10ホールドポイント、防御率2・02とチームに欠かせぬ存在まで登り詰めた。「先輩にも3年続けて…と言われている。これを続けていくために、まずは1年しっかり投げたい」。ゴールテープはなくても、駆け抜けたい「道」がある。
(遠藤 礼)

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