広島・丸、金本超えた!球団左打者最多35号「最高なスイングができた」

[ 2018年9月9日 05:36 ]

セ・リーグ   広島5―6中日 ( 2018年9月8日    ナゴヤD )

初回1死一塁、丸は先制となる右越え2ランを放つ(撮影・椎名 航)
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 着弾を確認することなく、悠然と一塁へと歩み出した。初回1死一塁。セ・リーグ本塁打王争いのトップに立つ広島・丸のバットから先制点は生まれた。

 「結果的に最高なスイングができました」

 中日・藤嶋の137キロ直球を軽々と右翼席中段へと運ぶ35号先制2ラン。99年・金本知憲の34発を超え、球団の日本人左打者として歴代最多の本塁打数に達し、「記録はうれしいですが、自分のやることを一生懸命やるだけ」と表情を引き締めた。

 最大の武器は高いレベルの安定感だ。後半戦の59試合で無安打は14試合だけ。安打がなくても卓越した選球眼で四球をもぎ取り、安打と四球がそろってゼロだった試合はわずか2度しかない。「自分の中でしっかりしたルーティンで試合に入れている」。出塁率・486は、もちろん12球団トップ。86年にロッテ・落合博満がマークしたプロ野球記録の・487も十分に視界に入る。

 ルーティンの一つがシンプル思考だ。「打とうが打たまいが、そこで線引きをして、反省して次の打席を迎える。一打席一打席、プランを持って入るようにしている」。結果に一喜一憂せず、1打席を積み重ね、シーズン単位でものを考える。思考にたどり着いた理由を「試合に出してもらっていることの強みを生かさないと」と言う。

 3安打の奮闘も実らず後半戦初の4連敗。「全然、大丈夫。明日も試合があるので、いい準備をして臨むだけです」。一貫して一喜一憂しない姿勢が頼もしい。(桜井 克也)

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