法大1年・三浦が初先発初完投「目標30勝」へ堂々146球8K

[ 2018年9月9日 05:30 ]

東京六大学野球第1週第1日   法大5―1早大 ( 2018年9月8日    神宮 )

3安打1失点完投勝利の法大1年生の三浦) (撮影・ 久冨木 修)
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 秋季リーグ戦が開幕し、1回戦2試合が行われた。法大は初先発で開幕戦を任された1年生の三浦銀二投手が、早大を相手に3安打1失点完投勝利。3季連続優勝を目指す慶大は東大に競り勝った。

 目指すところは大きい。法大・三浦は「目標は(通算)30勝」と宣言した。その可能性を十分感じさせた先発デビュー戦。春に救援で2勝した右腕は1年秋で開幕投手を任され、146球完投で期待に応えた。9回先頭打者に本塁打を浴びて完封こそ逃したが、8奪三振の好投だった。

 「(完封は)狙っていたので少し悔しい。でも勝つことが一番」

 福岡大大濠3年時はセンバツ8強。高校日本代表にも入った。1メートル75と上背がある方ではないが、頭脳的投球が光る。今春に150キロまで出た球速を9回までの投球を見据えて140キロ台半ばに抑え、今秋に向けて磨いた制球力と球の切れで勝負した。「真っすぐが決まり、しっかり腕が振れた」という右腕を、青木久典監督は「期待に応えてくれて素晴らしい」と称えた。 (武本 万里絵)

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2018年9月9日のニュース