大谷、走者一掃の3点三塁打で勝利に貢献 クロスプレーで右太もも打撲も「全然大丈夫」

[ 2018年9月9日 11:56 ]

ア・リーグ   エンゼルス12―3ホワイトソックス ( 2018年9月8日    シカゴ )

<ホワイトソックス・エンゼルス>8回1死三塁、ワイルドピッチで生還も相手投手と交錯する大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が8日(日本時間9日)、敵地シカゴでのホワイトソックス戦に「4番・DH」で先発出場し、4打数2安打3打点と活躍した。自身初の4試合連続本塁打はならなかったものの、走者一掃の3点三塁打を放つなどしチームの12―3の大勝に貢献した。

 大谷は3点リードの9回無死満塁からの第5打席でホワイトソックスの6番手・フレアと対戦。1ボールからの2球目を捉え、打球は右翼線を鋭く破る走者一掃の3点三塁打となった。続くシモンズの打席、ビエラの暴投で生還した際に滑り込み、ベースカバーに入ったビエラと本塁上で接触。表情を歪めその場からしばらく動けなくなる場面があった。右太ももを打撲したものの、試合後には「今の時点では全然大丈夫ですし、明日もいい調整をして、出られるように頑張りたい」と語った。

 相手先発は今季6勝15敗の右腕、ジェームズ・シールズだった。1回1死無走者の第1打席で2ボールからの3球目を右前打し、続くアップトンの時にすかさず今季8個目の盗塁。アップトンの右前打で一気に二塁から生還した。第2打席はフルカウントから四球を選んだ。再び二塁を狙って走ったが盗塁は失敗した。2番手の左腕、バマーと対戦した5回1死一塁からの第3打席は、1ボールから外角変化球を叩き遊ゴロに倒れた。7回無死一塁からの4打席目は、4番手の左腕、フレアと対戦。1ストライクから外角変化球に左飛に打ち取られた。

 大谷は5日(同6日)に受けた精密検査で右肘じん帯に新たな損傷が判明し、手術を勧告された。今後については、球団と10日(同11日)に話し合うが、今季中は打者として出場し続けることを明言している。7日(同8日)の同カードでは、今季2度目の3戦連発となる19号3ランを放ち、日本選手のメジャー1年目の本塁打数で最多記録の06年の城島健司(マリナーズ)の18本塁打を抜いて、単独最多となっていた。

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