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武田久39歳、投げ続ける理由 15年に両膝手術も「やめる選択はしたくない」

今季から投手兼任コーチとして日本通運に復帰した武田久
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 第89回都市対抗野球が13日、東京ドームで開幕する。昨年準優勝で54年ぶりの黒獅子旗を狙う日本通運には日本ハムでセーブ王を3度獲得した武田久投手(39)が加入した。タイトルホルダーが社会人野球に復帰するのは異例だが、今年40歳を迎える右腕が現役にこだわる理由とは。 (八田 朝尊)

 午前9時試合開始にも慣れた。球場周辺の駐車場でのウオーミングアップにも慣れた。16年ぶりの社会人野球。武田は現役選手でいられることに喜びを感じている。

 「肩肘は問題ない。(古傷の)膝も投げられるまで回復していた。野球に携わることは今後もできるが、現役は一度やめたら終わってしまう」

 昨年、15年間在籍した日本ハムから戦力外通告を受けた。「抑えができなくなったら引退」と考えた時期もあったが、古巣復帰を決めた。15年の両膝手術が考えを改めさせた。医師や球団関係者、家族…。多くの人に支えられ、マウンドに戻ることができた。体は動く。だから「やめるという選択はしたくなかった」と振り返る。

 10月で40歳。プロでタイトルを獲得した一流選手が、アマ復帰すること自体が異例だが、若手にとっては全てが手本だ。兼任コーチながら、練習メニューは若手とほぼ同じ。ただブルペンに入るのは最初。投球後、コーチ業に専念するためだ。実戦は5試合で1勝0敗、防御率0・00。球速も140キロ台前半と、プロ時代と変わらない。

 プロ注目の155キロ腕・生田目(なばため)翼は「助言されたことを実践すると結果が出る。吸収することは多い」と話す。「武田効果」もあって、投手陣は都市対抗南関東予選3試合で3失点。藪宏明監督は「引き出しが多い。黒沢投手コーチといいバランスで選手に接してくれている。来てもらってよかった」と信頼を寄せる。

 日本通運のユニホームで武田が、東京ドームで登板すれば16年ぶりとなる。「若い子たちが頑張っている。僕よりも彼らが活躍するのが一番いい」と控えめだが、指揮官は「見せ物にはしない。投げればチームに勢いがつく。勝つために投げてもらう」と期待した。昨年は惜しくも準優勝。武田が頂点へのラストピースとなるか。「いつまで雇ってもらえるかは分からないが、できる限り続けたい。頑張って、いい思いがしたい」。ベテランの思いは、ウイニングショットと同様に真っすぐだ。

[ 2018年7月10日 10:30 ]

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