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【岩手】高田前監督が指揮 西和賀、11人の夏始まる ボート部から2人が助っ人

伊藤監督(中央下)とともに円陣を組む西和賀ナイン(撮影・吉田 剛)
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 【復興へのプレーボール】 11人の夏が始まる。高田高校前監督で、4月から西和賀の指揮を執る伊藤貴樹監督(37)は、きょう10日に紫波(しわ)総合との初戦を迎える。正規の部員は試合を行えるギリギリの9人。ボート部から2人の3年生助っ人を加えた11人で勝利を目指す。伊藤監督は「これも高校野球。支援してくれる(西和賀)町の方々のためにも勝ちたい」と話した。

 背番号10をつけるのは三浦海都(かいと)外野手で中学時代は捕手としてプレーしていた。そして11は照井凜平(りんぺい)外野手。50メートル6秒5の俊足だが野球経験はなし。9人で臨んだ春季大会地区予選では選手の1人が突然の体調不良で棄権を余儀なくされたため、助っ人獲得に動いた。「このチームと一緒に野球をしてみたかった」と三浦が言えば、野球経験のない照井は「不安はありません」と頼もしい。

 西和賀町は人口約5800人。年間の累積降雪量は10メートルを超える豪雪地帯だ。人口減少に悩まされており西和賀野球部の活躍に町おこしの期待も懸かる。町では後援会を組織して支援するが、過疎化に歯止めをかける効果的な施策は簡単には見つからない。

 また9人の部員のうち3年生は5人。秋季大会には連合チームで臨むことを余儀なくされそうだ。岩手県全体でも70校のうち3年生が抜ける秋には24校が部員9人以下となる。

 「与えられた環境で精いっぱいやるのが自分のやり方」と伊藤監督は言うが、個人や学校単位の努力で、どこまで克服できるのか。100回目を迎える高校野球。その在り方を見つめ直す夏でもある。 (田村 智雄)

[ 2018年7月10日 09:40 ]

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