明大、強力スクラムで早大粉砕!対抗戦と同スコアでリベンジ

[ 2019年1月3日 05:30 ]

ラグビー全国大学選手権準決勝   明大31―27早大 ( 2019年1月2日    東京・秩父宮ラグビー場 )

後半、敵陣ゴール前のペナルティでスクラムを選択し、押し込む明大FW陣(左)(撮影・吉田 剛)
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 伝統校同士の対戦となった第1試合は明大が早大を31―27で破り、2季連続で王手をかけた。終盤まで競り合う試合展開の中、後半20分にペナルティーでのスクラム選択からトライを取り切り、昨年12月2日の定期戦(関東大学対抗戦)敗戦のリベンジを果たした。第2試合は10連覇を目指した帝京大が天理大に完敗した。12日の決勝(秩父宮)は96年度以来22季ぶり13度目の優勝を目指す明大と、同校初で関西勢としても84年度の同大以来の頂点を目指す天理大の顔合わせとなった。

 ちょうど1カ月前の対戦は27―31で涙をのんだメイジが、スコアも得点内容も正反対の勝利でリベンジした。4点差の後半ロスタイムは、粘り強いディフェンスで相手のノックオンを誘ってノーサイド。2万1426人のファンで膨れ上がった秩父宮で、紫紺のフィフティーンが拳を突き上げた。

 勝因はスクラムとディフェンスだ。1カ月前は終始スクラムで圧倒。だが、4点を追う後半10分のスクラム選択で反則を犯し、3分後にトライにつなげられた。この日は4点リードの後半17分ごろ、同じ状況が訪れた。自陣での30次以上の攻撃に耐えた後、ターンオーバーして敵陣に入り、ゴール前5メートルの位置でペナルティーを得た。PGか、スクラムか。悪夢が脳裏にちらつく場面。だが、SH福田主将は「うちのFWのスクラムは本当に凄い。最終的には僕が判断した」。がっちり組み合いボールを持ち出すと、最後はフッカー武井が中央に飛び込んだ。

 初めの2つのスクラムでは、FWの平均体重が5・6キロ上回りながらコラプシングの反則を連発した。重さで上回りながら、技で打ち負かされた。だが、フランカー井上は「1、2本目は(組み際で力を)掛けていなかった。ファイトしよう」とその後は圧倒。1カ月間の修正力と試合中の対応力。2つの力が貴重なトライへとつながり、田中澄憲監督も「あそこはPGでも良かった。スクラム選択はおおー!と思った」と選手の決断に舌を巻いた。

 前回優勝した96年度は、4年生の多くが生まれた年。運命的な年に産声を上げた選手が、残り1勝に迫った完全復活へと導く。

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