大阪桐蔭 パワーとスピードで準決勝進出 “快足”プロップ江良、兄の分も突っ走る

[ 2019年1月3日 15:00 ]

第98回全国高校ラグビー第5日・準々決勝   大阪桐蔭38―17報徳学園 ( 2019年1月3日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<大阪桐蔭・報徳学園>後半、トライを決め雄たけびをあげる大阪桐蔭・江良(撮影・大森 寛明)
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 Aシード大阪桐蔭(大阪第1)がパワーとスピードを兼ね備えたFW陣の奮闘でBシード報徳学園(兵庫)の挑戦を退け、2大会連続3回目の準決勝進出を決めた。

 大阪桐蔭は前半6分、最初のスクラムで相手の反則を誘い、素早いリスタートから高校日本代表候補の2年生フランカー奥井章仁が15メートルを走って中央右に先制トライ。さらに前半10分には右ラインアウトから10メートルをモールで押し込んで高校日本代表候補のフッカー中川魁副主将(3年)が右中間にトライ。試合の主導権を握った。

 26―7で迎えた後半にも開始2分、高校日本代表候補プロップ江良颯(えら・はやて=2年)が1メートル72、110キロの巨体を揺らしながら15メートルを縦に走り切って中央に花園での自身初トライ。その9分後にも再び江良が左中間へ飛び込み、勝負を決定づけた。

 中学時代の江良はSO。しかし、当時、既に90キロ近い巨体を誇っていた。大阪桐蔭高入学後は「体重を落とすより増やしていく方が楽。器用なプロップを目指して自分で選びました」と自ら志願して転向。1日5食、白米計2・2キロを連日かき込み、現在の110キロまで体重を増やした。それでも50メートル6秒9の“快足”は中学生当時のまま。綾部正史監督が「フロントローであれだけ動いていければ十分でしょう」と高く評価する抜群のパワーとスピードを見せた。

 江良の兄・楓(かえで=立命大1年生)は大阪桐蔭の1年先輩。昨年度の花園はCTBとしてチーム初の決勝進出に貢献したが、夢の初優勝にはあと一歩、届かなかった。その姿を出場機会のなかった弟はベンチから見つめていた。

 江良はこの日のラストプレーで左肩を痛打し、左肩を固定した状態でロッカールームを出てきたが「絶対に間に合わせます。お兄ちゃんの分まで。全国大会で優勝しようと思ってます」と兄を超える初の花園優勝へ笑顔で決意を語った。

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