さすが五輪戦士!順大 塩尻 10人抜き「大学を背負う責任」胸に4度目で「一番のタイム」

[ 2019年1月3日 05:30 ]

第95回箱根駅伝往路 ( 2019年1月2日 )

3区・橋本にたすきリレーする順大・塩尻(左)(撮影・会津 智海)
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 【往路7位 順大】学生最強ランナーが最後の箱根で確かな足跡を残した。4年連続でエース区間の2区を走った16年リオデジャネイロ五輪男子3000メートル障害代表の順大・塩尻(4年)が、19位スタートから一気の10人抜きで9位に浮上。1時間6分45秒は順大の先輩・三代直樹が99年にマークした1時間6分46秒を1秒更新する、「花の2区」日本人最高記録となった。

 「昨年は後半失速するふがいないレースだったから、前半はしっかりペースを維持しようと思った」。長所と自負していた“前半の突っ込み”を自重し、直前にスタートしたワンブィ(日大)とデレセ(拓大)の速いペースにも惑わされなかった。8・3キロ地点では1つ順位を上げただけだったが、後半はギアを上げ、17キロ地点でデレセ、18キロでは2人をかわすなど、五輪代表の実力を見せつけた。

 従来は長い距離に不安があったが、今季は7月から距離を踏む練習を開始。銅メダルを獲得したアジア大会出場の疲労で9月上旬は練習できなかったが、10月の予選会で日本人トップタイムをマークして手応えをつかんでいた。「区間賞を狙っていたので残念。ワンブィのペースが速すぎた」と苦笑いしたものの、「4年間2区を走って、一番のタイムが出たので良かった」と爽やかな笑顔を見せた。

 個人種目と異なり、「駅伝は自分だけで完結するものじゃない。大学を背負う責任感がある」と話す。4年生になった今季は、特に「チーム代表として一つ一つのレースでより責任を意識していた」と明かした。今後は3000メートル障害、5000メートル、1万メートルのいずれかで20年東京五輪出場を目指す。「まずは出場権を取れれば。その上で前回(リオ)は予選落ちだったので、決勝に残りたい」。“箱根卒業”と同時に決意表明した。 (中出 健太郎)

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