安定の東洋大に隙なし 復路は東海大と一騎打ち濃厚

[ 2019年1月3日 05:40 ]

第95回箱根駅伝

田中(右)にたすきを渡す相沢(撮影・島崎忠彦)
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 【金哲彦の目】総合力ではダントツの青学大がまさか6位に沈むとは正直、全く予想していなかった。選手層の厚いチームは常に調整は万全で、4区と5区で続けてブレーキを起こすようなことはまず考えられない。しかも足をどこか痛めたというわけでもなく2人とも急激に体が動かなくなった。原因は想像するしかないが、もしかしたらチーム内の競争が激しいがゆえに選手たちが無理をしていて、いざ本番となった時に疲労で思うように体が動かなかったのかもしれない。なぜこうなったのかを早急に究明しないと選手は不安だし、チームとしても「復路で大逆転だ」という雰囲気にはなりにくいはずだ。

 対照的に東洋大は全員が安定した走りを見せた。特に4区の相沢は素晴らしかった。腰高できれいな走りが特徴の選手だが、4区は最後に上りがあるのでスピードだけでは押し切れない。一番苦しい時にどれだけ粘れるかがポイントの区間なので、まさに気持ちでもぎ取った区間新と言っていいだろう。

 2位の東海大は箱根に照準を合わせて調整法を変え、11月以降の記録会をやめて走り込みをしてきた。後半の失速もなくなり、狙い通りの位置につけることができた。

 復路も両校の一騎打ちになる公算が大きい。東洋大は先頭を走る優位を生かして無理せず堅実に走ること。東海大はまだ有力選手の関(3年)湊谷(4年)小松(3年)が補欠で残っている。7、8区までに追いつければ、逆転Vのチャンスは十分ある。5分30秒差の青学大の大逆転はさすがに厳しそうだ。 (駅伝マラソン解説者)

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