大竹しのぶ 忘れられない奈良岡朋子さんとの会話…「追いつくことは出来ないカッコいい方でした」

[ 2023年3月29日 22:04 ]

大竹しのぶ
Photo By スポニチ

 演劇界を代表する女優で、劇団民藝の共同代表を務める奈良岡朋子(ならおか・ともこ)さんが23日午後10時50分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。93歳。東京都出身。劇団民藝が29日、発表した。60年以上にわたって舞台や映像の世界で活躍した大女優の訃報に、女優・大竹しのぶ(65)は「いつまで経っても追いつくことは出来ないカッコいい方でした」と悼んだ。

 奈良岡さんとは、大竹がヒロインを務めた1975年のNHK連続テレビ小説「水色の時」などで共演。大竹は「『しのぶ、どうしてるの』という声が、今も聞こえてくるようです」と書き出し、「17才の時に出逢い、沢山のことを教えていただきました。役者として、人として。お食事に行っても話し足りず、いつもお家にお邪魔して色々な話をしました。いつまで経っても追いつくことは出来ないカッコいい方でした」と奈良岡さんへの思いを吐露。

 そして「奈良岡さんのお芝居を観て、私が泣きながら電話をした時、『あなたの何倍もやってるんだから少しは良くなくっちゃね。でもまだまだだと思いながらやってるのよ』という言葉、忘れません」と忘れられない言葉を明かし、「寂しいけれど、『しのぶ、ちょっとは良くなったわね』と言われるように頑張ります」と結んだ。

続きを表示

2023年3月29日のニュース