TBS佐々木社長 WBCは「泣きながら見ていた」と感謝 記録的視聴に「僕の想像をはるかに超えていた」

[ 2023年3月29日 15:37 ]

WBC優勝トロフィーを抱え歓喜の大谷(中央)ら侍ジャパンナイン
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 TBSの定例会見が29日、東京・赤坂の同局で開かれ、佐々木卓社長は高視聴率を記録した第5回WBCで、3大会ぶりに世界一となった侍ジャパンへ感謝の言葉を述べた。

 佐々木社長は「とても興奮しましたし、感動しました。泣きながら見てましたけど。僕だけが思ってるのではないと思うのですが、日本の未来も明るくしてくれた。強く団結して明るく笑顔で全力を出し切ると、なんでもできるなと思った。そういう意味でも侍ジャパンのみなさんに感謝したいし、野球というスポーツのすばらしさにありがとうと言いたい」と語った。

 1次ラウンドの韓国戦の平均世帯視聴率は44・4%と、その時点で今年の全番組1位に輝く高視聴率で、WBC中継の中でも、2006年第1回大会決勝の「日本×キューバ」戦の43・4%を上回り、歴代1位の記録を叩き出した。午前8時開始だった21日の準決勝・メキシコ戦の平均世帯視聴率も42・5%を記録。「日韓戦は6200万人に見ていただいて、日本の人口の半分が試合に心を揺さぶられる。そのお手伝いをできたこと、感動を届けられたことは誇らしいし、励みになった。大会を重ねるごとによって、想像を超えるスピードで注目度があがってきたことは間違いない。世界中の注目度が上がっていったという実感は持ってます。最初の大会とは全然違う手応えがある」とした。

 テレビの影響力については「のべ9000万人の人に見てもらえるというのは大きな影響力になる。僕の想像をはるかに超えていました。こんなに多くの人に見られるとは思っていなかった。期待はしていたが、ここまでとは思わずビックリ」と語った。その上で「これはメディアの力というよりも、侍ジャパンの選手の素晴らしさ、野球という競技の底知れぬ魅力。スポーツって多くの人の気持ちをひとつにするんだなと、当たり前のことに改めて気づかされた。スポーツは勇気や元気を与えてくれるし、われわれも世界に向けたコンテンツを出そうとしているが、全力でやればできるんじゃないかと、仕事でも世界に向けて頑張ろうという気持ちにしてくれる」と話していた。

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