菅井八段が藤井叡王への挑戦権獲得 少数派振り飛車党 5年ぶりのタイトル戦

[ 2023年3月17日 04:46 ]

叡王戦挑戦者に決まった菅井竜也八段(撮影・我満 晴朗)
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(4.11開幕5番勝負/) 将棋の第8期叡王戦挑戦者決定戦は16日、東京都内で行われ、後手の菅井竜也八段(30)が永瀬拓矢王座(30)を132手で下し、藤井聡太叡王(20)=王将、竜王、王位、棋聖含む5冠=への挑戦権を獲得した。5番勝負は4月11日に開幕する。

 王位経験のある菅井は18年の王位戦7番勝負以来、5年ぶりのタイトル戦登場。「ちょっと信じられない。最近の自分の調子で挑戦できるとは思ってなかったので」と感激の面持ちだ。トップ棋士では少数派の振り飛車党。「藤井叡王は今、最強の棋士。(5番勝負は)振り飛車でどこまで通用するかというシリーズになる。十分勝負できると思っています」とファイティングポーズを示した。藤井とは過去3勝5敗。

 タイトル戦で藤井が振り飛車党の棋士と対戦するのは今回の叡王戦が初めてとなる。

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