有村昆 週5サウナで人生もととのう いろいろあった時…助けられた ハマった“サ道”仕事の新たな柱に

[ 2023年3月17日 06:00 ]

湖の中で水風呂を楽しむ有村昆
Photo By 提供写真

 【だから元気!】著名人に健康や元気の秘訣(ひけつ)を語ってもらう企画「だから元気!」。今回は軽妙な語り口で映画コメンテーターとして活躍している有村昆さん(46)です。自宅にサウナを造ってしまうほどの熱烈な愛好家「サウナー」。心身ともにリフレッシュすることがバイタリティーの源です。 (構成・望月 清香)

 きっかけは薬丸(裕英)さんの言葉です。へんとうが腫れやすいことを話したら「昆ちゃんそんなの簡単だよ。サウナに行ったら一発で治るよ!」って。入り方をレクチャーしてもらいました。

 最近のサウナは焼き石に水をかけてロウリュと呼ばれる蒸気で暖めるのが主流。だから喉が加湿されるんです。小籠包(ショウロンポウ)になった気持ちになります(笑い)。サウナに通うようになってへんとうが腫れなくなりました。お肌の調子も良くなるし、寝つきもいい。今はサウナに行かないと調子が悪い気がして、週5回くらい行っています。

 サウナ、水風呂、外気浴を繰り返すことで体がふわふわする。これが“ととのう”です。なんともいえない多幸感。サウナと水風呂の温度の振れ幅が大きければ大きいほどととのいやすいので、サウナは90~110度、水風呂は10度以下が好きです。

 1月にはサウナ仲間と北海道の十勝に行きました。ここでは水風呂の代わりに、凍った湖に穴を開けてその中に入るんです。湖の中は限りなく0度に近い。じっと入っていると表面から凍ってきちゃう。外の気温は、サウナの本場・フィンランドのヘルシンキより寒いマイナス21度。いや~、気持ち良かった。ととのうの“向こう側”に行きました。

 ストレス発散としてもオススメ。僕自身、いろいろなことがあって、たくさんの人に迷惑をかけて落ち込んだ時にサウナに助けられました。サウナに入ることで気持ちをリセットできる。サウナのおかげでモチベーションを保つことができた。僕にとってサウナは希望の持てる太陽です。

 映画コメンテーターとしてサウナを映画に例えると「パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー」。この映画は笑いによって病気を治すことを提唱した医師の話です。薬で病気を治すのではなく、ライフスタイルを変えることで健康になる、幸せになるという考え方がサウナに通じます。

 1年半くらい前には自宅の屋上にサウナを造りました。ストーブの種類や木の種類、椅子の配置など相当研究しました。サウナの世界は奥が深い。今はサウナ・スパプロフェッショナルという資格の取得に向けて勉強中です。いつか“アリコンプロデュース”のサウナを造れたらいいですね。

 これからはサウナを仕事の新たな柱にしたい。エンターテインメントの水先案内人として解説していければ。憧れは所(ジョージ)さん。所さんは車やアメリカンビンテージが好きで突き詰めているので、僕も自分が好きなことを勉強して魅力を発信していきたいです。

 ◇有村 昆(ありむら・こん)1976年(昭51)7月2日生まれ、マレーシア出身の46歳。22歳でラジオパーソナリティーとしてデビュー。年間500本の映画を観賞し、映画コメンテーターとして活躍。私生活では12年にフリーキャスターの丸岡いずみ(51)と結婚し、21年に離婚。趣味はDVD観賞、ゲーム。

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月17日のニュース