内川聖一 初回から全力投球の大谷を「僕は見たことなかった」セーフティーも「チームのため勝つため」

[ 2023年3月17日 11:37 ]

内川聖一氏
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 昨季限りでNPBからの引退を表明し、現在は九州アジアリーグ・大分でプレーする内川聖一(40)が17日、MCを務める日本テレビ「スッキリ」(月~金曜前8・00)に生出演。前日16日に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝イタリア戦で、勝利の一つのポイントとなった大谷翔平投手(28=エンゼルス)のバント安打について語った。

 大谷はイタリア戦に「3番・投手兼DH」で先発。3回1死一塁で意表を突くセーフティーバントでの内野安打を決め、一挙4点の口火を切り、投げても5回途中2失点で勝利投手となり、投打でチームを準決勝進出に導いた。

 内川は前夜の大谷について「全力でしたね」と立ち上がりからエンジン全開だったとし「もちろんピンチの時に投げる際に“う~ん”て声を出して抑えようとするのは見たことあったんですけど、試合が始まった最初からあれぐらい全力で行く姿を僕は見たことなかった」と初回から相当、飛ばしていたとした。「昨日の大谷投手はもう先のことを考えずに“全部ねじ伏せていくんだ”って姿が見えましたね。見てて頼もしかった。(シーズンでは)見られない姿だったと思います」と気迫のこもったプレーを称賛した。

 その上で3回のバントについては「もちろんベンチからのサインは僕はないと思います」と大谷自らの判断だったのではとし「栗山監督も“野球小僧”って表現されてたじゃないですか。それぐらい野球が好きでこの状況で自分がチームのために勝つために何をすべきか考えてのバントだったと思うんです」とフォアザチームの精神からのバントだったと指摘した。

 だからこそ「投手でもそうですし打席の姿もそうですけど、チーム全体が“よし!今日は大谷選手があれだけ頑張ってるんだから、俺たちも頑張らなきゃいけない”って気持ちにさしてくれたプレーでしたね」とチームにより一体感が生まれたと語った。

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