風間晋氏　ガーシー容疑者の逮捕状　警視庁は「二重三重に網をかけている」「条約がなくても…」

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　フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が17日、同局の情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。国会に1度も出席せず、参議院で除名処分となったガーシーこと東谷義和容疑者（51）について警視庁が16日、著名人らに対して脅迫を行ったなどとして逮捕状を取得したことに言及した。

　インターネットの動画投稿サイトで俳優の綾野剛らを脅迫したなどとして、警視庁捜査2課は16日、暴力行為法違反（常習的脅迫）や名誉毀損（きそん）などの疑いで、ガーシー容疑者の逮捕状を取得した。海外に滞在しており、警察当局は外務省に旅券返納命令を出すよう要請し、国際刑事警察機構（ICPO）を通じて国際手配する方針。

　ガーシー容疑者は、同日午後1時45分頃、ツイキャスでのライブ配信で「心配せんでも日本には帰りませんから。お引越しします。念のためね。引っ越し先は誰にも言わないです」「一生帰国しないことを覚悟できた」などと話した。

　MCの谷原章介が「ガーシー容疑者、帰らない宣言をしましたけれども、どうすれば逮捕できるんですか」と尋ねると、風間氏は「滞在している国の警察に逮捕してもらうしかないんですけれども。そこで、パスポートの返納命令なんですね。それが出るとパスポートの効力が停止されますから、不法滞在になるんですよ。合法的にその国から出ることもできなくなります」と説明。「もう一つは国際手配ですよね。インターポールを通じた。そうなると身柄を拘束して身柄を日本に送るっていうことにつながってきますんで。二重三重に網をかけていると、まあそういうことになりますね」と続けた。

　ガーシー容疑者は現在、アラブ首長国連邦（UAE）に滞在中とされる。日本との間に犯罪人引き渡し条約は結ばれていないが、谷原から「身柄の引き渡し条約が結ばれていない国でも効力があるんですか」と聞かれると、風間氏は「条約がなくても、身柄の引き渡しが可能だっていうのはこの前のフィリピンからね、何人も容疑者を移してきたじゃないですか。そういう例を見ても明らかなので、まあこのケースもそういうやり方で、日本に身柄を持ってくるっていうことになると思います」と「ルフィ」などと名乗り日本の広域強盗事件を指示した疑いがある複数人の容疑者が、先月フィリピンから強制送還されたのちに逮捕された例を挙げて見通しを語った。谷原は「まあ引っ越し先がどこになるのかも注目していきたいですね」と話した。