元「光GENJI」大沢樹生 東京北区長選出馬へ コロナでダメージ、交流深い「北区に恩返ししたい」

[ 2022年11月22日 05:00 ]

大沢樹生
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 「光GENJI」の元メンバーで俳優の大沢樹生(53)が、来年4月に予定されている東京都北区長選に出馬する意向を固めたことが21日、関係者への取材で分かった。12月1日に区内で会見し決意を述べる見通し。ジャニーズ事務所からデビューしたアイドルの首長選挑戦は初めてとみられ、全国的な関心を集めそうだ。

 出身は文京区だが、北区を拠点にするプロレス団体「シアタープロレス花鳥風月」と10年以上の親交があり、区民と交流を重ねてきた。18年には1日限りのプロレスデビューを果たすため、区内の道場に約4カ月間通って練習を重ねた。今夏には北区が舞台の映画「サムアップ!!」に主演。関係者によると、区内を巡る中、新型コロナウイルス禍が直撃した飲食店や子育て世代の不安など、多くの課題を耳にしたことが決断を後押しした。

 大沢は周囲に「北区に恩返ししたい。新型コロナで傷ついた地域経済を立て直すのが第一だ」と伝えている。関係者は「いま北区には起爆剤が必要だ」と閉塞感を打破する存在として期待を寄せた。

 「花鳥風月」が母体となって立ち上げる地域政党「東京新党16」が大沢の支援に回る。「東京新党16」からは区長選と同時期に見込まれる区議選に向けて飲食店関係者や漫才師ら5人が出馬の準備をしている。

 現職の花川与惣太区長(87)は23区の区長で最高齢。6選を目指して次の区長選に立候補した場合、大沢と激突する構図となる。

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