ヘディング男再び!お笑いコンビ「カカロニ」すがや W杯スタンドでも負けられない戦い

[ 2022年11月22日 05:10 ]

18年、ロシア大会でヘディングを決めた日本VSセネガルのスタジアムでのすがや(カカロニ菅谷直弘のまずやってみるブログから)
Photo By 提供写真

 20日に開幕したサッカーW杯カタール大会で、日本の1次リーグ初戦となる23日のドイツ戦で、ひそかに“スタンドからの一発”を狙う男がいる。お笑いコンビの「カカロニ」すがや(31)だ。前回2018年のロシア大会で、客席に飛んできたボールを見事にヘディングした映像が世界中に流れて一躍“時の人”に。本紙取材に応じ、カタール大会への意気込みを語った。

 サッカー歴は小学校から大学までの15年。元ブラジル代表のカカ氏とロナウジーニョ氏の愛称「ロニー」からコンビ名を決めたほどのサッカー好きだ。W杯は2014年ブラジル、前回ロシアと現地で日本戦を中心に計13試合観戦。今大会も22日に現地入りし、グループリーグは日本戦を含む7試合を観戦予定だ。

 ロシア大会1次リーグの日本―セネガルで、ゴール裏で観戦中に、目の前にセネガルの大きく外れたシュートが飛んできた。それを「とっさに“クリアしないと”と思い“OK!”と叫んでヘディングしました」と横にクリアした。このシーンが国内外のメディアで大きく取り上げられた。「今でも“W杯 ヘディング”で検索すると僕が最初に出ます」と語る。

 実は、ドイツ代表のMFレロイ・サネとも“縁”がある。「似てる」と言われたことから、5年前にモノマネを始めた。4年前、サネはまさかの代表落選となったが、今大会には主力として出場。「サイドよりも少し内側寄りで受けてのドリブルや、周りとの連係は、速くて、正確。ボールが入らないように守りたい」とモノマネとは裏腹な“ガチ分析”で警戒した。

 ドイツ戦について「前半は我慢が大事。ドイツのプレスは強烈だが、ここ数試合は試合途中から失速する傾向がある。そこにチャンスはあるはず!」と日本の勝機を見いだした。“ヘディング男”の再来を狙ってゴール裏から観戦するが、会場のハリファ国際スタジアムは「ピッチが遠いスタジアムで、バカみたいに外してくれないと難しい」と弱音も。それでも、サネのモノマネを封印して日本代表に熱い声援を送る。「日本史上一番厳しいグループ!勝ち抜けば前回(ロシア大会決勝トーナメント1回戦で)敗れたベルギーとやれるかもしれない。こんなのめちゃくちゃ燃えるじゃないですか」と躍進を願った。

 ◇すがや 本名菅谷直弘(すがや・なおひろ)。1991年(平3)3月5日生まれ、東京都豊島区出身の31歳。16年に栗谷(本名栗谷悟史)と「カカロニ」を結成。ツッコミ担当。22年に第4回「ビートたけし杯 お笑い日本一」決勝進出。趣味はサッカー、深夜ラジオ。1メートル74。血液型O。

続きを表示

この記事のフォト

2022年11月22日のニュース