「鎌倉殿の13人」大江広元“鎌倉の流儀”ネット戦慄再び「プロフェッショナルな表現」義時は修羅の道へ

[ 2022年11月22日 11:00 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第44話。「それがこの鎌倉の流儀」――。北条義時(小栗旬)の背中を押す大江広元(栗原英雄・左)(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は今月20日、第44話が放送され、建保7年(1219年)1月27日、雪が降り積もる“運命の日”を迎えた。

 <※以下、ネタバレ有>

 稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。物語は、江戸幕府まで続く強固な武家政権樹立を決定づけた義時と朝廷の決戦「承久の乱」へと向かう。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑んだ。

 第44話は「審判の日」。2代鎌倉殿・源頼家(金子大地)の死の真相について、源仲章(生田斗真)が北条義時(小栗)にカマをかける。義時はシラを切ったものの、仲章は「あとはとことん調べるのみ。主殺しは、最も重い罪。鎌倉殿にも、お知らせせねばなるまい」「目当て?京でくすぶっているよりは、こちらで思う存分、自分の腕を試したい。望みは、ただの一点。人の上に立ちたい。それだけのことよ。やがて目障りな執権は消え、鎌倉殿は大御所となられ、新たに親王様を将軍にお迎えし、私がそれを支える」「血で汚れた誰かより、よほどふさわしい」と野心をむき出しにした。

 義時は大江広元(栗原英雄)に相談した。

 義時「今にして思えば、私の望んだ鎌倉は、頼朝様が亡くなられた時に終わったのだ」

 広元「あなたは頼朝様より鎌倉を託された。放り出すことはできませぬ。あなたの前に立ちはだかる者は皆、同じ道を辿る。(義時の肩に手をやり)臆することはございません。それがこの鎌倉の流儀。仲章には死んでもらいましょう」

 義時はトウ(山本千尋)に「殺せ」と命令。「修羅の道」を突き進んだ。

 SNS上には「やっぱ大江殿が一番怖い」「そんな大江殿が好き。さらっと『プロフェッショナル 仕事の流儀』みたいなことが言える人しか生き残れない鎌倉」「さすが真のフィクサー。『流儀』って、そんなプロフェッショナルな表現まで辿り着きましたかw」「大江広元に密着した…っていう番組を作ってほしい」「『仲章には死んでもらいましょう』でフッと低くなった声が最高すぎた…最高だった…ついに敬称すら外れたのもよい」などの声が続出。再び視聴者に戦慄が走った。

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