舟木一夫 今年2月に他界した西郷輝彦さんは「一緒に走った仲間」 思い出は「ちょっと触らせて」に…

[ 2022年11月18日 14:55 ]

舟木一夫
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 歌手の舟木一夫(77)が18日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。今年2月に他界した歌手で俳優の西郷輝彦さん(享年75)への思いを語った。

 舟木と西郷さんは1960年代に歌謡界の「御三家」として共に活躍。司会の黒柳徹子から「今年2月に盟友・西郷輝彦さんが亡くなって。前立腺がんですか。やっぱり仲良かった?」と問われると、舟木は「うーん。やっぱ若い頃はね、お互いにもう忙し過ぎてそれこそ個人的な付き合いっていうのはないんですよね。で、まあ50代ぐらいからですかね。むしろ。仕事一緒になるのが増えて来たのが」と振り返った。

 「向こうは向こうで“あれ、なんだ、こういう人か”って思うし、僕は僕で輝さんのことを“あっ、こういう男だったんだ”って思うし、そういうところでなんとなく話が合ったっていうか。やっぱ同世代ってのは話早いですからね」と回顧した。

 西郷さんはどんな人だったかと聞かれると、「バランス感覚のいい人でしたね」と舟木。20歳頃にはマネジャーから「西郷輝彦さんっていう人、凄く評判いいんだよ。シゲちゃん(舟木の本名が上田成幸であるため)はちょっと乱暴なところあるからね、西郷輝彦っていう人、ちょっと見習った方がいいよ」と言われたことがあったとした。

 そうして「初めて仕事で会ってみたら、“なるほど”って、やっぱりバランス感覚が良くて。僕みたいなのはアンバランスでね、なんか熱ばっかり先走って、人と付き合っても自分の熱ばっかり話ちゃうってタイプ、輝さんっていうのはそうじゃなかったんでね」と懐かしそうに語った。

 舟木は14年には西郷さん、三田明と共に同番組に出演したことも。当時のVTRが流されると、「今番組終わって電話したら、出てくるんですよ、きっと」と笑ってみせた。黒柳が「いろんなつらいことやなんかも同じに乗り越えてきた仲間っていう感じがあったんですかね」と続けると、「そうですね。乱暴な言い方ですけれども、同じ運動会でかけっこして競争してたわけですよね。そん時は若いから負けたくない、みんな負けたくないと思ってる、全員ね。“俺が金メダルだ”ってみんな思ってるわけです。良く分かんないんですけど何十年もたってみると、やっぱりその若い頃に一緒に走った仲間っていう言葉が一番合っちゃうような感じで。これはちょっとかけがえのないものですよね」と言い切った。

 「どっかでその少年っぽさ、子供っぽさって言うんですかね、残りますね」とも語った。また、「あの眉毛ね、輝さんの眉毛。あれがうらやましくてね。あの薩摩隼人のきりっとした眉毛。僕は薄い方でしょう」と舟木。「あなたの眉毛うらやましいなあ、ちょっと触らせて」と言った際には最初は嫌がられたものの、「“しようがない”って顔してこうやって顔突き出して。で、こうやって、眉毛、“ちくしょうやっぱりうらやましいなあ”っていう」出来事もあったとし、「それから後は仕事で会うと必ず“輝さん、ちょっと眉毛触らせて”っていうと彼はしょうがないから“はい”って顔出すんですね」と仲良くなったと笑ってみせた。

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