フジ解説委員・風間晋氏 日中首脳会談に「笑顔の裏でお互いの力量、あるいは指導者としての器を…」

[ 2022年11月18日 13:28 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が18日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。岸田文雄首相が17日午後(日本時間夜)、中国の習近平国家主席とタイ・バンコクで会談したことについてコメントした。

 会談では、建設的で安定的な関係構築に向け協力し、首脳を含むあらゆるレベルで緊密に意思疎通を図っていくことで合意。岸田氏は、沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海情勢や中国による弾道ミサイル発射など軍事活動について「深刻な懸念」を伝達した。一方、習氏は台湾や人権の問題を念頭に「中国内政への干渉は受け入れない」と述べ、日本をけん制した。日中首脳の対面会談は約3年ぶりで、岸田氏にとっては初。権力基盤を固めた習氏との間で、滞っていた日中関係を発展させ、緊張緩和につなげられるかどうかが焦点になる。

 風間氏は「(両首脳とも)笑顔だったのは、それはそれで安心できるんですけれども、一方で、笑顔の裏でお互いの力量というか、指導者としての器みたいなものを見極め合うみたいなことが絶対に行われているはずなんですね」と言い、「というのは、日中関係というのは、なかなか難しいし、習近平国家主席がさまざま言って来ていることが軽々しく変わるとはとても思えない。緊張の中で経済関係もうまく動かさなきゃいけないという難しい関係の中で、リーダー同士がいかに認め合っているか、あるいは相手は大したことないと思うのか、お主やるなと思わせるかというところがすごく大事な会談だったんじゃないかなと思いますね」と自身の見解を述べた。

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2022年11月18日のニュース