燕党の三宅裕司が主宰劇団の取材会 「自分が見ると負けることが多い」とテレビ観戦は控えめに日本一を期待

[ 2022年9月29日 13:26 ]

劇団スーパー・エキセントリック・シアターの第60回記念本公演「堕天使たちの鎮魂歌~夢色ハーモニーは永遠に~」の記者会見に出席した、左から、野添義弘、三宅裕司、小倉久寛
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 俳優の三宅裕司(71)が29日、主宰する「劇団スーパー・エキセントリック・シアター」の60回記念本公演「堕天使たちの鎮魂歌~夢色ハーモニーは永遠に~」の取材会を都内で行った。出演する盟友の小倉久寛(67)、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の安達盛長役で注目を集める劇団員の野添義弘(64)と3人で登場した。

 実力はあるがヒット曲のない女性ソウルシンガーの3人組に、ビジュアルやダンスは良いが歌は最悪というアイドルグループの替え玉依頼が舞い込む物語。プロデューサーや事務所社長らさまざまな思惑が絡みながら、さまざまな試練が訪れる。節目の60回目の本公演だが、三宅は「すごいことをやるつもりはない。ミュージカル・アクション・コメディーを旗印にやってきて、今回は音楽に特化した爆笑ストーリーにしたい」と意気込んだ。

 稽古中の25日、三宅が応援するプロ野球・ヤクルトがセ・リーグ優勝を決めた。サヨナラ勝ちで決める劇的な展開に「緊迫した良い試合でした。稽古場でも小倉に“サヨナラ勝ちする”と話してた。まあ、うれしかったですね。70歳過ぎの男が立ち上がってバンザイしちゃう。不思議ですよね。打った瞬間“やった~!”と言いました」と振り返った。巨人ファンの小倉からすぐに祝福の電話を受けたが「(高津)監督がインタビューで話してる時に、巨人のグチを言ってたので電話を切りました」と笑わせた。

 今作は東京・池袋のサンシャイン劇場で10月21日から上演。翌22日にはプロ野球の日本シリーズが開幕。ヤクルトが勝ち進めば日本一を目指す戦いが待っている。「公演が終わるとビデオでチェックして修正していかなきゃならない」と多忙だが、「自分が見るとヤクルトが負けることが多い。そのジンクスを使うようにしてる。見ない方が劇団の仕事に集中できる」とテレビ観戦は控えめにするつもりだ。

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2022年9月29日のニュース