神田松鯉 80歳誕生日に歌舞伎座で講談「懐かしい舞台で高座に上がれるのはありがたい」

[ 2022年9月29日 05:30 ]

「歌舞伎座特別講談会」でトークショーを行った(左から)神田伯山、神田松鯉、尾上松緑
Photo By スポニチ

 人間国宝で講釈師の神田松鯉が80歳の誕生日の28日、弟子の神田伯山(39)と講談会を東京・歌舞伎座で開いた。講談の名作「荒川十太夫」が「芸術祭十月大歌舞伎」で、尾上松緑(47)主演で初めて歌舞伎化されることを記念したもので、同所で講談が上演されるのは97年ぶり。かつて歌舞伎役者として活動した松鯉は同演目を披露し「懐かしい舞台で高座に上がれるのはありがたい」と感慨に浸った。

 伯山は門弟一同で楽屋にかけるのれんをプレゼントしたが「喜んでくれるかと思ったら、そのまますっとお入りになった」と暴露。松鯉が「あまりにうれしくて記念撮影しただろ」と返すと「師匠に教わった講釈師のウソじゃないですか」と切り返し爆笑を誘った。

続きを表示

2022年9月29日のニュース