芸能界に広がる台風15号被害支援の輪…紗栄子、山本美憂らが現地に物資　ユーチューバーが義援金寄付

紗栄子公式インスタグラム(@saekoofficial)から

　今月23日夜から24日にかけて直撃した台風15号による記録的大雨の影響で、約6万3千世帯が断水するなど大きな被害を受けた静岡・静岡市。現在も飲料水や簡易トイレなど必要物資が不足している地域へ、芸能界から支援する取り組みが広がっている。

　タレントの紗栄子は27日、同区に住むファンから助けを求めるDM（ダイレクトメッセージ）が届き、支援物資を届けたと報告。現地で直接手渡したといい「2500ケースほどのお水や給水タンク、簡易トイレやインスタント食品、生理用品、おむつ、お菓子、ミルク、ペットシートなど、全てのものが数時間でなくなり、清水区の皆様の置かれている状況がいかに困窮した状態であるかを痛感しました」と自身の目で見た被害の大きさをつづった。

　総合格闘家の山本美憂も、友人の女性トラックドライバーとともに現地入り。2リットルのボトル6本が入った段ボール約100箱分を集め、4トントラックで運んだ。

　また、静岡市に3億円の豪邸を持つトップユーチューバー・はじめしゃちょーは、義援金300万円を寄付。「家が壊滅的に影響を受けた方とか、本当に取り返しのつかない被害を受けている方もいらっしゃいます。この後が大事になると思いますので、その街に住むものとしてできることをしたいと思いました」と語った。

　静岡出身の女優・広瀬アリス、広瀬すず姉妹も「何か困ってること、必要なものがあればコメントください。出来る限りのことはしたいと思っています」と寄り添うコメントを発表。学生時代を静岡で過ごしたお笑いコンビ「EXIT」のりんたろー。も連日「現状どうゆう状態か情報をシェアして、助けを求めてる人と助けられる人とが繋がれると嬉しいんだが」とSNSに投稿するなど、芸能人による拡散活動も広がっている。

　静岡市は現在、水道施設の取水口に詰まった土砂や流木を撤去する作業が陸上自衛隊の協力を得て終了したといい、10月2日には市内の大部分で断水が解消する予定。水道橋の崩落が原因で断水していた地域も同5日には給水できる見通しという。土砂崩れによる道路の寸断などで孤立していた600世帯に関し、復旧作業が進み、一部を除いてほぼ解消した。橋の崩落などにより静岡市の16世帯がなお孤立状態となっている。