村上春樹氏「とても怖かった」、早大野外舞台で白石加代子と「怪談ライブ」

「雨月物語」について語り合う村上春樹さんと白石加代子＝28日、東京都新宿区の早稲田大
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　作家の村上春樹氏（73）と女優の白石加代子（80）による「雨月物語」を読むイベントが28日、早大の野外舞台で開かれた。同大国際文学館（村上春樹ライブラリー）の開館1周年を記念したもの。「怪談ライブ」と銘打ち、白石が雨月物語の中の「吉備津の釜」を朗読。村上氏は「とても怖かったです。臨場感があって凄い」と語った。

　雨月物語は「海辺のカフカ」など村上作品の中でも言及されており、村上氏は「怖いけれどつい読んでしまう不思議な中毒性がある」と解説。その魅力を「どうしようもない人間のさがが描かれているところ」だと話した。