古村比呂 がん発覚から10年の闘病体験談が話題「日常に起こり得る出来事と感じて」

[ 2022年9月29日 05:30 ]

著書「手放す瞬間」が話題を呼んでいる古村比呂
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 女優の古村比呂(56)が、2012年の子宮頸(けい)がん発覚から10年にわたる闘病を積極的に発信し、話題になっている。テレビ朝日「徹子の部屋」や、YouTubeで自らの体験を丁寧に語っている。

 17年に再発、再々発を経験。リンパ浮腫も発症した。19年のCT検査でがん細胞が全く見えなかったことから、現在は抗がん剤治療はせず定期的に経過観察として3カ月に1回採血、CT検査に通っている。

 今春には「手放す瞬間」を出版した。子育てや仕事をしながら闘病する迷いや葛藤が赤裸々に語られており「日常に起こり得る出来事と感じてもらいたかったので、あくまで淡々と書きました」と明かした。

 自身が受けた治療法や取り組みのポイントを並べて紹介。「突然宣告され、治療が始まる。その時に治療法などをある程度知っておくだけで怖さが全然違う。気付いたことは細かく分かりやすく伝えようと心がけました」

 闘病中は、役者業をセーブしており「表現することは楽しいなと改めて実感しました」と新鮮な気持ちで仕事に臨んでいる。今後の目標は「コロナ禍で不安が多いからこそ、展開が分かって、安心して見ることができるエンターテインメント性の高い作品に参加したい」。その笑顔で人々に幸せを届ける。

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2022年9月29日のニュース