古市憲寿氏 陛下の7カ国元首との会見に「広い意味での弔問外交…ある程度の成果を収めたともいえる」

[ 2022年9月29日 10:34 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(37)が29日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。天皇陛下が28日、安倍晋三元首相の国葬参列で来日したヨルダンやベトナムなど7カ国の元首と皇居・宮殿「竹の間」で個別に会見されたことについてコメントした。

 宮内庁によると、出迎えた陛下は一人一人と握手し、参列のための来日に感謝を述べたという。会見は午前9時半ごろから始まり、ヨルダンのアブドラ国王、トーゴのニャシンベ大統領、コモロのアザリ大統領、カタールのタミム首長、パラオのウィップス大統領、ベトナムのフック国家主席、スリランカのウィクラマシンハ大統領の順に進んだ。それぞれ10分ほど通訳を介して懇談し、元首らからは安倍氏の死去への弔意が伝えられた。気候変動問題や東日本大震災も話題に上った。陛下はサッカー・ワールドカップの開幕を11月に控えたカタールのタミム首長に「成功をお祈りします」などと声をかけたという。

 MCの谷原章介が「エリザベス女王の葬儀に参列をされてから、陛下はご公務に忙しい日々が続きますね」と話を振ると、古市氏は「でも本当にこういうふうに国際的な交流が戻ってきてよかったなと思う」と言い、「もしも政治家の会談だったら、たぶん議題を決めて何らかの成果を出し、アピールしないと批判されるってこともあると思うんですけど、こういう皇室とか王室の外交って会うことに意味があるっていうか、別にそこですぐの成果ってものは求められない。ただ会うことだけで長期的に見れば海外との関係が結ばれるっていう意味で凄く意味があると思うんですね」と言及。そのうえで「そういう意味で弔問外交どうだみたいな議論もありましたけど、結果的に広い意味の弔問外交だと思うんですけど、広い意味での弔問外交というのは、こういう皇室の方の活躍もあってある程度の成果を収めたともいえるんじゃないかなって思いました」と自身の見解を述べた。

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2022年9月29日のニュース