八代英輝氏 岸田首相に旧統一教会と「関係ない方で組閣をやり直したらいかがでしょうか」支持率下落で指摘

[ 2022年9月21日 15:18 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(58)が21日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連性について言及した。

 番組は山際大志郎経済再生担当相が、2018年に旧統一教会本体が主催するイベントに出席していたことを公表したことを紹介。自民党が今月8日に公表した教団と所属議員との接点に関する調査で、関連団体の会合への出席は「あり」と報告したが、教団主催の会合への出席は「なし」としていたことから“後出し”で教団との新たな接点を認めるという不信感を募らせる結果になったことを取り上げた。

 さらに、旧統一教会との関係や安倍晋三元首相の国葬の是非などから、岸田内閣の支持率が下落していることも紹介した。

 八代氏は「国葬の問題、旧統一教会の問題を岸田総理自身は外交安全保障の問題と経済の回復で挽回したいご意向のようですけど、もちろん経済もとても大切。今、非常に苦しい時期にありますけど、だからといって急浮上にはならない」と経済回復が支持率アップにはつながらないとした。

 そして「この問題(国葬と旧統一教会)にきちっと向き合って、国民の納得を得てから経済に是非、力を入れてもらいたい」とした。

 その上で「元々、今回の内閣改造は岸田さんにとっては旧統一教会との関連色を薄めるのが目標の1つにあったかもしれませんけど、国民からすると旧統一教会との関係を隔絶することに期待があったと思うんですね」と指摘。「それが大きく裏切られている事態になっている以上、今、自民党の中でも今のところ旧統一教会と関係ない議員はいらっしゃるわけですから、一度、関係ない方で組閣をやり直したらいかがでしょうかっていうのは無理なんですかね」と旧統一教会と接点のない議員での組閣を提案した。

 「その決意を国民は見ている。それでこの先の関係性をどうしましょうが初めて議論できる。他にも人材はたくさんいらっしゃるんじゃないかと思うんですけど」と語った。

 ただ、政治アナリストの伊藤惇夫氏は「すでに(自民党議員の)半分近くが接点を持ったと公表されてますよね。それで今どんどん増えてきてるわけですよね。半数を超えるような人たちが接点を持ってるわけですから、それで入閣の対象にならないとなると、現実論として言うと、まず無理ですよね。あり得ない」とこの提案は現実的でないとし「もう1つとして接点を持ってないかどうか、きちんと調査してない段階ではやれない」とした。

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2022年9月21日のニュース