岩井ジョニ男「もっと話を聞いてみたい」何度も断られながらタモリの付き人になった経緯を語る

[ 2022年9月21日 11:20 ]

イワイガワ・岩井ジョニ男
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 お笑いコンビ「イワイガワ」の岩井ジョニ男が、20日深夜放送の東海テレビ「千原ジュニアのヘベレケ」(火曜夜0・30)に出演。タモリの付き人になった経緯を振り返った。

 ジョニ男はお笑いの世界に入るには「なんとなく水商売の世界から入った方がいいんじゃないかって」と歌舞伎町で働き始めたものの「タバコの火の付け方、水割りの作り方、シャンデリアの下でダンスやったり…。皆さん何となくそんな感じじゃ無くて、お笑い芸人目指してないなって。10カ月ぐらいやりましたが、どうやら違うなって」と水商売を辞め、中学時代に友人とコンビを組みオーディションを受けるなどしていた。

 ところが、友人が芸人を辞めピンになったため「弟子入りしかないだろってタモリさんのところに行くことにした」と決意。「水商売をしている時にお客さんが、たまたまタモリさんの近所に住んでて」と自宅を知っていたことから、門の前で土下座をして弟子入りを志願も「ウチは弟子取ってないから」と門前払い。それでも何日も通い詰め、挨拶を続けたという。

 1カ月ぐらいたったある日、タモリから「明日、部屋に来い」と告げられ弟子入りが決まったと思い「めちゃくちゃ嬉しい」と浮かれ気分で自宅に足を踏み入れたところ、休日でバスローブ姿だったタモリに「この世界はどんなに嫌われても売れるかもしれないし、どんなに好かれても売れないかもしれない。この世界はフィーリングなんだよ。それを君に教えることができないんだ」と言われ、正式に弟子入りを断られた。

 気落ちしたまま友人と酒を飲んでいると「“この世界はフィーリングだ”って言葉に素晴らしいなって思って。もっと話を聞いてみたいなって気持ちになって、それでよし、明日また行こうってなった」と正式に断られたにも関わらず、翌日も門の前に立ったそうだ。

 「いないと思ってる人間がドアを開けたらいるから、その瞬間にタモリさんがあれ?って。“昨日言ったことわかんなかった?”って言われて、その瞬間に“昨日の言葉に感動して、また来ました”って言ったら、膝から崩れ落ちてましたね。こいつダメだって」と振り返り、その後、20日ほど通い続け「厳密には(弟子入りを志願してから)49日なんですけど、タモリさんは“こいつ、何年も来るだろうな”って思って、“じゃあ運転手からやるか”って」とついに弟子入りが許され、運転手から付き人を始めたと明かした。

 この話にMCの千原ジュニアも「すげー、素晴らしい」とジョニ男の努力を称えていた。

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2022年9月21日のニュース