NHK総局長「ちむどんどん」への批判に言及 好評の声も届く「ご意見すべてがエール」話題性の高さに感謝

[ 2022年9月21日 16:00 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 NHKの林理恵メディア総局長が21日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、SNS上などで厳しい声が集まっている連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)に言及。批判も含め、視聴者からのすべての意見がエールだとした。

 女優の黒島結菜がヒロインを務める朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 ストーリー展開や演出、時代考証、劇伴などへの疑問の声が、ハッシュタグ「#ちむどんどん反省会」とともに投稿されている。

 林メディア総局長は「毎日、皆さんに高い関心を持ってもらって、話題にしてもらえるのありがたい。先月クランクアップして、黒島さんは撮影現場に行きたくない朝はなかったと言っていた。これを聞いて、うれしく思った。俳優陣の皆さま、様々方のおかげで無事にクランクアップまで走り切れた。制作スタッフ共々心からお礼を申し上げる。厳しい意見もあったが、好評な意見も頂いている。いろんなご意見がある。そのすべてをエールだと思っている。残り少ないが、暢子ちゃんたちがどうなっていくか、ご覧いただいて盛り上がってほしい」と語った。

 前田晃伸会長は今月1日の定例会見で「様々な意見があるのは承知している。ドラマなので、厳しいご意見もある。中には筋を変えろとかも意見はある。ただ、ドラマということでご理解いただきたい。意見を頂きながらドラマは成長する。あと1カ月ほど放送はあるので、最後まで楽しんでいただければと思います」とした。

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2022年9月21日のニュース