ABC　写真の誤りや「有罪」と放送を編成局長が謝罪「報道機関としてあってはならないこと」　

ABC（大阪市）の社屋
Photo By スポニチ

　ABCテレビ総合編成局・幾野美穂局長は21日の秋の改編会見の後、9日放送の「ニュースおかえり」（（月～金曜後3・45）、10日放送の「教えて！ニュースライブ　正義のミカタ」（土曜前9・30）での誤報について謝罪した。

　「ニュースおかえり」の9日放送では、天理市の住宅で男女2人の遺体で見つかり身元が判明したというニュースで、死亡した男性として放送した写真が別人の写真だった。

　また、10日放送の「正義のミカタ」の「五輪汚職のミカタ」コーナーで第三者供賄罪について三重大病院の事例を取り上げ、逮捕、起訴された元教授が「有罪」として放送したが、現在元教授は無罪を主張して公判中。判決は出てなかった。

　幾野局長は「当該番組でお詫びしておりますが、報道機関としてあってはならないこと。反省しております」と謝罪した。原因については「思い込み。事実確認がされてなかった。社内チェック機能が果たせてなかった」と挙げている。幾野局長は「当事者、関係者の方にご迷惑をおかけしました。2度と起こらないよう再発防止に努めてまいります。申し訳ありませんでした」と頭を下げた。