小出恵介 初舞台化「まんが日本昔ばなし」で主演決定 「昔話の世界に誘えますよう頑張る」

[ 2022年9月21日 10:29 ]

小出恵介
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 俳優の小出恵介(38)が国民的TVアニメ「まんが日本昔ばなし」の話をもとに初舞台化する「舞台『日本昔ばなし』貧乏神と福の神~つるの恩返し~」で主演を務めることが分かった。21日、発表された。11月17日から27日まで、東京芸術劇場シアターウエストで上演する。

 1975年にテレビ放送され50年近くにわたり日本中の国民に愛され続けてきた「まんが日本昔ばなし」。作品のほとんどは、昔から日本に伝わる話ばかりで、未来に伝承していきたい物語ばかり。今回、代表的な物語である「貧乏神と福の神」「つるの恩返し」のエッセンスを題材とした物語を初めて舞台化。現代のコロナ禍に生き抜く人たちにエールと、未来に生きる子供たちへのメッセージとして作品を届ける。

 物語の中核を担う主人公を小出が務め、中村ゆりか、大倉空人、丹羽貞仁、黒田こらん、彦摩呂、仲本工事ら多才な俳優陣が出演、物語に彩を加える。

<小出恵介 上演に向けてメッセージ>
日本昔ばなしは僕が子供の頃、まるで家庭の一部であったかのようなアニメ番組で、ブラウン管を通し、常に眺めながら時にはむしろ見守られていたような、そんなとても暖かくて柔らかな思い出の一部であったと今回のお話を伺った時に思いました。
登場するたくさんのなんとも愛らしい名前のキャラクターとともに、この作品が、TVアニメ「まんが日本昔ばなし」に慣れ親しんだ世代にも、番組を知らない世代にも、温かく他者への思いやりに満ちていた昔話の世界に誘えますよう、頑張りたいと思います!

<ものがたりのあらすじ>
むかし、むかし、ある村での出来事。夫を亡くしこの村に住む“はる”が、息子を背負って町から帰る道すがら、夫婦鶴が幸せそうに愛の告白をするとこに出くわします。その時、大きな銃声が響き、夫婦鶴に命中。鶴は、崖から落ちていきました。鶴の行方が気がかりになった“はる”は、崖を降り、鶴を探します。しかし、そこにいたのは、瀕死の状態となった鶴の精霊である“夕鶴”とその赤子。“夕鶴”は“はる”に、赤子を託すことを懇願し、崖から飛び立つものの、命を落としてしまいます。そこへ、狩りをしていた、村の長“徳右衛門”らがやってきて、赤子の親を間違って、撃って殺してしまったと勘違い。赤子を引き取り、育てることになるのだが…

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2022年9月21日のニュース