膳場貴子アナ 旧統一教会・合同結婚式の実態に驚き「政治家は人権無視の教団にお墨付きを与えてきた」

[ 2022年8月27日 19:00 ]

膳場貴子アナ
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 フリーアナウンサー膳場貴子(47)が27日、TBS系「報道特集」(土曜後5・30)に生出演し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と接点を持つ政治家たちに私見を語った。

 番組では、教団の合同結婚式に出席した経験のある女性の元信者5人に、膳場アナがインタビュー取材した模様を放送した。ある元信者は「(合同結婚式を)祝福と言うんですけど、“それを受けないと本当の意味で天国に入れない”という教えをその後、学んでいく。それを受けることが目標になっていく」と説明。参加費用は140万円だったといい、美術品などを高価で買わされた金額が、実績として献金額に加算されていく仕組みだったという。

 結婚相手は教団側に決められるといい、元信者は「タイプじゃなかったので、えっ?と正直思いました。でもこの人が選ばれた相対者だから、そういう気持ちは持っちゃいけないと。でも正直、葛藤してました」と打ち明けた。

 人権を無視したかのような教団の決まりごとに、膳場アナは「焦点となった合同結婚式ですけど、この教団の人権侵害の最たる例だなと思いました」と指摘。「教団はカルト的な思考回路によって、信者がつらさを感じない状態に仕立てた上で、見知らぬ人との結婚によって、心身ともにリスクを負わせるわけです。人によっては取り返しが付かないほどの、人生を破壊されたケースもあります」と訴えた。

 日本では多くの政治家が教団との接点を取りざたされている。膳場アナは「旧統一教会と深い関わり合いを持ってきた政治家というのは、そうした人権を無視する教団と関わって、お墨付きを与えてきたんだということをあらためて申し上げておきたいと思います」と伝えた。

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2022年8月27日のニュース