三遊亭円楽が入院 「軽度の肺炎」息苦しさ訴え…脳梗塞から高座復帰した矢先 独演会は中止

[ 2022年8月27日 12:31 ]

「8月中席」の千秋楽に車いすで登場し、手持ちマイクで口演した三遊亭円楽
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 1月末に脳梗塞を発症しリハビリを続けていた落語家の三遊亭円楽(72)が27日、軽度の肺炎で入院したことが明らかになった。

 所属事務所が公式サイトで発表した。「このたび、三遊亭円楽が、軽度の肺炎のため入院をいたしましたことをご報告申し上げます。8月26日に、本人が息苦しさを感じて主治医による検査を受けたところ、肺炎であることが判明いたしました。その他に症状はなく、食事も摂れ顔色も良いのですが、治療以外の検査も含め、大事を取って約2~3週間の入院となる見通しです。先日、国立演芸場8月中席公園にて口座復帰を果たしたばかりで再び入院となりましたことは、誠に残念でなりません。次に高座に上がれる日に向けて、治療に専念いたします」と記載した。8月30日に予定されていた独演会は中止する。

 円楽は7月22日、東京都墨田区の木母寺で行われた五代目円楽一門会のイベント「三遊まつり」に出席。休養後、初めてファンの前に登場した。さらに今月11日、国立演芸場の8月中席で高座に復帰した。約20分の枕で、演目は「猫の皿」。15分の予定が、15分押しの合計30分となった。正座で背筋を伸ばしての高座。登場時には目に涙を浮かべて「ここまでこれて感極まってしまいました。長丁場になりますが、これから歩いて出てこれるように、死ぬまでやれるよう、頑張ります」と深緑色の手ぬぐいで涙をふいていた。

 この日の事務所発表では「円楽が、国立演芸場の高座にて『死ぬまでやります』と宣言し、我々も全力でサポートして参る所存ですが、毎度関係者の皆様にご迷惑をおかけしてしまうことは、大変心苦しく存じます。円楽本人も、『俺が動くことで色んな人に迷惑かけちゃうな…』『やめたほうがいいのかな?」と言っているのを、励ましながら復帰したところでした。落語家として、どこまでを見せていくのか?ということについては、本人も、我々身内やスタッフも、常に悩み続けております。厳しいご意見もいただきますが、『死ぬまでやる』と決めた以上、その目標に向けてできる限りのことをさせていただきたいです。各イベント主催者様、関係者様には、今後も都度ご相談をさせていただきながらの出演となりますことを、改めてお詫び申し上げます」とした。

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