橋下徹氏 維新代表選受け今後の政局に期待「衆院選では与野党で切磋琢磨やってもらいたい」

[ 2022年8月27日 21:37 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が、27日配信のABEMA「News Bar橋下」(土曜後9・00)に生出演し、新代表が決まった日本維新の会の今後を占った。

 維新はこの日、大阪市内で臨時党大会を開き、松井一郎氏の辞任にともなう代表選の投開票を実施。馬場伸幸共同代表が選出され、吉村洋文副代表を共同代表に指名し、新体制がスタートした。

 かつて代表を務めていた橋下氏は、「松井さんから完全に代わる維新の新しいステージというか。僕と松井さん創業グループがやったとこから、次の世代に移っていく」と、時代の変わり目を指摘した。

 今後の政局について、橋下氏は「自民党が政権をずっと持っているけど、政権の政党だからずっと政権を維持したいと当然、思われると思うんですけど、日本のためには強い野党の元で、与野党が切磋琢磨しないと日本の政治はよくならない」とコメントし、「立憲民主党と維新で、何となく野党が2つの方向性が見えてきた」と分析した。

 橋下氏は、自民党内でも派閥によって見解が違うこともあると指摘。「自民党もしたたかで、岸田派と安倍派なんて相当、考え方が違うんだけど、政権を維持するためには最後は一つにまとまるんですよ。安倍さんは亡くなられたけど安倍派と岸田派、それくらいの幅、差というのは、立憲民主と維新も、そんな程度なのかなと思う」とし、「一つにはすぐにはなれないけど、自民党と対峙するために候補者を一本化して、今度の衆院選の時には与野党で切磋琢磨やってもらいたい」と期待した。

 松井氏の今後について、橋下氏は「(番組に)真っ先に呼びたい」と出演にラブコールを送った。松井氏は維新からも出る見込みといい、橋下氏は「吉本興業の大崎(洋会長)さんともすごい親しいので、吉本関係の番組に出倒しているんじゃないかな?来年」とジョークも。MCの「サバンナ」高橋茂雄は「新喜劇でこけてる絵が浮かぶ…」とつぶやき、笑わせていた。

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2022年8月27日のニュース