安田菜津紀氏 ロシア、穀物輸出合意翌日にウクライナ攻撃「小麦の畑もロシアの攻撃で焼かれている」

[ 2022年7月24日 08:41 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 フォトジャーナリストで海外、日本で貧困や災害、難民問題を取材している安田菜津紀さんが24日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。ウクライナ軍が23日、南部オデッサの商業港がロシア軍のミサイル攻撃を受けたと発表したことについて言及した。

 ロシアのウクライナ侵攻で黒海が封鎖され、ウクライナ産穀物の輸出が滞っている問題を受け、両国代表はトルコ・イスタンブールで22日、輸出再開と航路の共同監視を柱とする合意文書にそれぞれ署名。ミサイル攻撃と見られる出来事はその翌日の事だった。

 ウクライナ外務省は「国連のグテレス事務総長やトルコのエルドアン大統領につばを吐いた」と非難。グテレス氏も報道官室を通じ、攻撃を「明確に非難する」との声明を発表し、合意履行を関係国に求めた。

 安田氏は「先月と先々月にウクライナに渡航しましたけれども、南部にご家族が残されているという方は、いつ再会できるんだろうか、本当にいつか再会できるんだろうかという本当に切実な声を届けて下さったんですね」と言い、「輸出の再開に向けた合意を歓迎するような声も一部では上がっているとは思うんですけれど、一方で映像でも少し出てきましたが、輸出品である小麦、これが今、収穫期を迎えていますけれども、その畑が日々、ロシア軍の攻撃によって各地で焼かれているという現状も同時に直視しなければならないと思います」と見解を述べた。

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2022年7月24日のニュース