「鎌倉殿の13人」実衣もメロメロ 結城朝光役はモデル出身・高橋侃!名前は四字熟語から 琵琶も特訓

[ 2022年7月24日 12:30 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第27話。結城朝光(高橋侃)(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は24日、第28話が放送される。今夜のキーパーソンの1人、結城朝光役を演じるのが俳優の高橋侃(なお、26)だ。

 <※以下、ネタバレ有>

 稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第28話は「名刀の主」。北条時政(坂東彌十郎)と比企能員(佐藤二朗)との争いにより、訴訟の取次を行う宿老は、北条義時(小栗)と梶原景時(中村獅童)の“5人衆”構想から大きく逸脱。“13人衆”にまで膨れ上がった。2代鎌倉殿となって気負う源頼家(金子大地)は、これを自身の力を侮っている結果だと捉えて憤慨。北条時連(のちの時房、瀬戸康史)・頼時(のちの泰時、坂口健太郎)ら“若手6人衆”を側に置き、けん制する。そんな中、13人の宿老たちが集まり、常陸の御家人の土地争いについて評議を行う…という展開。

 結城朝光は、下野の大豪族・小山政光の息子。母は源頼朝(大泉洋)の乳母も務めた寒河尼(さむかわのあま)。頼朝が烏帽子親となり、元服した。頼朝亡き後の権力闘争から勃発した最初の事件「梶原景時の変」に関わる。前回第27話(7月17日)、実衣(宮澤エマ)の琵琶の先生として初登場した。

 高橋はモデルとして活動し、18~19年秋冬のミラノコレクションなどに出演。20年10月期のテレビ朝日「先生を消す方程式。」でデビュー。今回、大河ドラマ初出演を果たした。

 今月16日深夜放送のNHK「ラジオ深夜便」に登場。自身の名前「侃(なお)」について「僕の両親が四字熟語の“侃々諤々”の1文字目から当て字として採って、自分が思っていることを堂々と主張して生きていってほしいという意味を込めたと聞きました」と明かした。

 琵琶の演奏は吹き替えの場合もあるが、今回は高橋が特訓し、実際に弾いた。「うれしいです。家でも練習しました。時代劇だからこそ、自分が出会うことのなかった楽器に出会えて、とても光栄。楽しかったです」と振り返った。

 実衣が恋に落ちる文武両道、眉目秀麗ぶり。「役としてはモテモテだったので、僕自身は難しいと思いました」。聞き手の薩摩琵琶奏者・友吉鶴心(芸能考証・指導)も「えっ、そうなんですか」と驚きの声を上げた。

 実衣、そして景時との関係の行方に注目が集まる。

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