藤井王位 豊島九段との第3局はほぼ互角 2日目昼食休憩前に豊島が1時間40分超の大長考

[ 2022年7月21日 12:52 ]

藤井聡太王位(中)が見守る中、豊島将之九段(左)の封じ手を読み上げる立会人の福崎文吾九段(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太王位(20)=王将、竜王、叡王、棋聖含めて5冠=が挑戦者に豊島将之九段(32)を迎える第63期王位戦7番勝負第3局は21日、神戸市の有馬温泉「中の坊瑞苑」で2日目が指し継がれ、先手豊島による51手目の封じ手は、藤井角と銀に狙われた桂を守る飛車寄りだった。

 その後、豊島が飛車金両取りの桂跳ねで金を確保。さらにと金も作って攻め駒を増やした。

 藤井は豊島陣へ桂取りに歩を突きだし、攻め合いの態勢を整えた。午前12時半からの昼食休憩前、58手目で藤井が王を囲いに入城させたのに対し、豊島が大長考に入った。

 48手目、藤井が敵陣へ打ち込んだ角に投じた1時間21分を超える、第3局最長1時間40分考えて、59手目を指すことなくそのまま昼食休憩に入った。

 形勢はほぼ互角で進んでいる。消費時間は持ち時間8時間のうち、藤井が5時間4分、豊島は6時間1分。昼食メニューは藤井がカレーラーメン、豊島はうな重膳。対局は午後1時半再開される。

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2022年7月21日のニュース