「六本木クラス」挿入歌第3弾は三浦透子の「点灯」 Wヒロインの心情と重なり合う珠玉のバラード

[ 2022年7月21日 21:54 ]

第3の挿入歌として解禁された三浦透子の「点灯」(C)Kwang jin/tv asahi
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 俳優の竹内涼真(29)が主演を務めるテレビ朝日の木曜ドラマ「六本木クラス」(木曜後9・00)の第3話が21日に放送され、挿入歌第3弾として三浦透子の「点灯」が解禁された。

 今作は放送前から注目を集め、放送開始以降も物語への大反響を呼んでいるが、Alexandrosによる主題歌「Baby’s Alright」や、先日サプライズ発表された挿入歌THE BEAT GARDENの「Start Over」や松室政哉の「ゆけ。」が大きな話題を呼んでいる。

 三浦は2002年にCMデビューし、子役の頃から長きにわたって女優として活躍。数々の作品でその高い演技力で注目を集め、2021年にはヒロインを務めた『ドライブ・マイ・カー』で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。また、2019年には新海誠監督の長編アニメーション映画『天気の子』の主題歌に女性ボーカリストで大抜てきされ、観客を魅了。その歌声にも注目されるようになった。

 <以下第3話ネタバレあり>

 そんな三浦が歌う「点灯」は、シンガーソングライターbutajiによって書き下ろされ、第3話では麻宮葵(平手友梨奈)が宮部新(竹内涼真)にキスすると同時にイントロが流れ始め、その後に続く葵の母親との会話、そして葵が自分の生き方を決めるために橋の上でコイントスをする一連のシーンで初披露された。平手友梨奈演じる葵だけでなく、ダブルヒロインである新木優子演じる楠木優香の心情をも抱擁するような、包み込むようなバラードは今後、どんなシーンで流れるのか。

 「宛てもなく ぬかるむ足下で 果てしなく見えた景色が あなたに出会って変わった そんな奇跡を起こした人」

 特にこの歌詞には、孤独で誰の助けも必要としない、と強がっていた優香や、ソシオパスで社会になじめず、生きることを面倒くさいと思っていた葵が、宮部新という存在に出会って、すべてが変わっていったという2人の恋心が、三浦の透明感のある凛としたボーカルで表現され、聴く人の心をグッと引き込んだ。三浦は「葵の心の奥底に一筋光が差し込む、その瞬間にそっと触れるような声を鳴らせたら」という思いで歌ったと明かし、「ドラマと共に愛していただける曲になればうれしく思います」と思いを語った。

 今回解禁された三浦透子の「点灯」は、第3話放送終了後に楽曲配信が開始され、ドラマ映像を使用した『六本木クラス』コラボMVも同時に配信スタート!さらに、楽曲配信中のAlexandrosによる主題歌「Baby’s Alright」と松室政哉の「ゆけ。」の2曲と、そしてTHE BEAT GARDENの「Start Over」もドラマコラボMVを配信中。

 「六本木クラス」は2020年に動画配信大手「Netflix」で配信されブームを巻き起こした人気韓流ドラマ「梨泰院(イテウォン)クラス」の日本版リメークで、東京・六本木を舞台に絶望の淵に立たされた青年が復讐(ふくしゅう)を誓い、金と権力を振りかざす巨大企業に立ち向かう姿を描く。竹内は主人公で、六本木の居酒屋「二代目みやべ」の店長で、父子家庭で育った宮部新(みやべ・あらた)を演じる。竹内のほか、ヒロインの新木優子、敵役の香川照之のほか、平手友梨奈、早乙女太一、矢本悠馬らが出演する。

 ▽梨泰院クラス 2020年1月から韓国のケーブルテレビ局「JTBC」で放送され、最終回の視聴率は16.5%。その後3月28日から「Netflix」でも配信が始まり、2年たった今なお「トップ10」に君臨。社会問題など取り扱った重厚なストーリーや“韓国版・半沢直樹”とも言われる痛快な復讐劇が特徴。

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