辛坊治郎氏 HISのハウステンボス売却に「見事に建て直したけど…」「外資に入っていくのは寂しい」

[ 2022年7月21日 17:13 ]

辛坊治郎氏
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 キャスター辛坊治郎氏(66)が21日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演。旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が、傘下の大型リゾート施設「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)を投資会社などへの売却を視野に調整していることについて私見を述べた。

 1992年のオープン当初、読売テレビの局員時代に同施設を訪れたことがあるという辛坊氏。当時を振り返り、「アナウンス部の部旅行ってのがありましてね。1人あたり3万円ぐらい出たのかな?みんなでハウステンボスにわさわさ行って」とし、「悪くないんだけども、これはどうなんだろう?経営的には厳しいんじゃないかな?と思っていたら、2003年に会社更生法適用で経営破綻。その後、HISが買収して、澤田(秀雄)さんというオーナー社長がいますけど手腕が凄かった。冬季の照明、ライトアップで凄く綺麗みたいな、今までのハウステンボスとは違う客層を掘り起こして、見事に建て直したんだけども…」と言及。

 同社は新型コロナウイルス禍に伴う旅行需要の低迷で業績が悪化しており、ハウステンボスの売却で資金を確保する狙い。ハウステンボスの株式の66・7パーセントを保有し、残りを九州電力やJR九州など地元企業が保有している。これに辛坊氏は「HIS本体自体もコロナ禍でだいぶん傷んでいる状況の中で、ハウステンボスの株式を売れりゃそりゃかなり助かるよな~という状況の中で、直近で言うと黒字体質に戻したんですよ、ハウステンボス。だから今、売りどきっ!」と説明。「香港の投資ファンドみたいなところに株式の大半を売っちゃうのかな?なんだかこうやっていろんなものが外資に入っていくのは、ちょっと寂しいよな~というのが本音のところではあるけどね」としみじみ語っていた。

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2022年7月21日のニュース