カトパン後任は宮司アナ フジの次世代エースが「イット」10月からメインキャスター

[ 2022年6月13日 05:31 ]

フジテレビ・宮司愛海アナ
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 フジテレビ夕方の報道番組「Live News イット!」(月~金曜後3・45)のメインキャスターを、10月から同局の宮司愛海アナウンサー(30)が務めることが分かった。9月をもって活動休止するフリーの加藤綾子アナ(37)の後任。同局の次世代エースが夕方の視聴率争いに挑む。

 「…イット!」は2019年4月に放送開始。当時から出演する加藤アナが「家族との時間を大切にしたい」と3年半で番組を退き、休養に入る。宮司アナは20年9月から出演するフジの榎並大二郎アナ(36)とコンビを組むことになる。宮司アナは今年4月から昼の報道番組「Live News days」(月~金曜前11・30)の月・火曜を担当。30代に入り、報道分野への挑戦を始めたところだった。平日帯番組のメインの大役は初となるが、局関係者は起用に関し「アナウンス能力が高く、進行も上手。突発的なニュースも冷静に伝えられる」と説明した。

 15年入社の宮司アナはこれまでスポーツが主戦場で、今年3月まで週末のスポーツ番組「S―PARK」のメインキャスターを4年間担当した。昨年の東京五輪、今年の北京五輪の中継でも活躍。生番組の実績も十分だ。

 前任の加藤アナと同様、好感度の高い宮司アナ。局関係者は「入社間もない頃に、大学生の弟の学費を仕送りしていたという家族思いの性格」と明かす。将来の同局を背負うと期待される存在で、同関係者は「倹約家でもあり、生活情報を扱う夕方の報道番組に合う」と太鼓判を押した。

 夕方は各局の報道番組がしのぎを削る時間帯。最近の世帯視聴率は、1位が日本テレビ「news every.」、2位TBS「Nスタ」。3位がテレビ朝日「スーパーJチャンネル」で、4位がフジ「Live News イット!」。民放関係者は「フジがテレ朝に“勝つ”こともある」と3、4位が競っていることを明かす。ただ、フジは各局が重点ターゲットとするコア層(おおむね10代~40代の男女)の視聴率が徐々に上がっており、10月からの新体制でさらなる上昇を目指す。

 ◇宮司 愛海(みやじ・まなみ)1991年(平3)7月29日生まれ、福岡県出身の30歳。早大卒。15年にフジテレビに入社し、16年から「めざましテレビ」の情報キャスター、18年から同エンタメキャスターを担当。同年スポーツ番組「S―PARK」のメインキャスターに就任。現在は「Live News days」「潜在能力テスト」に出演中。趣味は落語鑑賞、ピアス集め。特技は人の顔を覚えること。1メートル58。血液型O。

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2022年6月13日のニュース