「キュン」の次は「マジか!」日本ハム戦実況でおなじみ近藤祐司氏解説、大谷弾に日本語連発の理由

[ 2022年6月13日 05:30 ]

近藤祐司氏
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 エンゼルス・大谷が今季2号本塁打を放った4月15日(現地時間)、現地の実況アナが「キュンデス!」と叫んだことが話題になった。この言葉を教えたのはスポーツアンカーで同時通訳の近藤祐司氏(48)だ。

 現在、日本のCS放送やスポーツ専門局などで英語力を生かした実況で活躍中。近藤氏は「大谷選手の本塁打の後“結婚してください”などのプラカードを掲げた女性の姿が映し出される。そんなシーンにはめてもらいたいと思って教えた」と語る。

 現地実況ではほかに「スワッテクダサイ!」「ドコカニイッテ、ハヲミガク!」なども登場。なぜ米国向けの放送にわざわざ日本語を使うのか。近藤氏は「米国人にとって“野球は日常”という文化が背景にある」と指摘する。

 「週末のNFLと異なり、MLBは毎日行うエブリデースポーツ。日々の生活の中に入り込んでいるため、実況には選手のパーソナルな情報などを入れ込んでいく。日常という意味で、大谷選手には日本語を使う」と説明。こうした母国語での実況は「選手も聞いてくれているとの前提で話しており、本人が喜んでもらえるものを探している」という。

 近藤氏は驚きを表現する言葉として「マジか!」も教えている。実況の口から「マジか!」が飛び出す日も近いかもしれない。

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2022年6月13日のニュース