小栗旬 NGなしの密着400日「流儀一つもない」弱音連発の末の“マグマ”5・3「プロフェッショナル」

[ 2022年4月17日 10:00 ]

5月3日放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」主演の小栗旬に密着(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)の主演を務める俳優・小栗旬(39)に400日間の密着を敢行した同局のドキュメンタリー「プロフェッショナル 仕事の流儀 小栗旬スペシャル」が5月3日(総合、後7・30~8・42)に放送される。

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 「撮られたくないものはないです。聞かれたくない質問もないです」――。20年12月の取材スタート初日、小栗はこう言い放った。その言葉通り、自ら建てた稽古場やジムにおける役作り、楽屋や移動の車中まで、カメラをすべて受け入れた。

 しかし、ディレクターはすぐに面食らう。「今のオレを撮ってもおもしろくない」「芝居のこだわりなんてない」「流儀一つもない」と弱音を吐き、はぐらかし続ける日々。「常にスポットライトを浴びてきたスター俳優」「尖った強気な男」のイメージは覆された。これほどまでに自分を卑しめる理由は何なのか。

 ある日、予期外の出来事を機に、小栗が胸に秘めた思いを口にし始める。これまで決して語らなかった苦悩や葛藤。そして、悲しみや怒り。「オレの中にある“マグマ”、全部伝えてみようと思う」――。「鎌倉殿の13人」の舞台裏にカメラが完全密着したNGなしの真剣勝負。撮影100時間超の長期取材の末、最後の最後に見つけた小栗の流儀とは…。39歳、知られざる等身大の素顔に迫る。

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2022年4月17日のニュース