寺島しのぶ 芸能界での性加害やパワハラ問題に言及 自身は「周りの人たちが守ってくれていたのかなって」

[ 2022年4月17日 11:21 ]

女優の寺島しのぶ
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 女優の寺島しのぶ(49)が17日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。女優らの告発が続く、芸能界の性加害やパワハラ問題に言及した。

 被害を訴えることについては「(女優が)言うことってとても勇気がいることだから、きっと何かの沸点に達して言うことになったんだろうなと思いますけど、これに助長して、いろいろな女優さんも言い出している。今まで黙っていた人たちがどんどん風通しを良くするために、いろいろなことを言っていくっていうのは私はいいと思うんですけどね」と見解を示した。

 自身の経験については「私は、家柄もそうですけど、周りの人たちが守ってくれていたのかなって、こういうニュースを見ると思いますよね」とコメント。「誰も守ってくれていない人たちがこういう目に遭ってしまうんだから。優越的地位の乱用で、弱いものに手を差し伸べなければならない時に、そういう差し伸べ方になっちゃんだってっていう。それは違うわけで…」と続けた。

 かつては演出家の蜷川幸雄さん(享年80)の灰皿を投げるなどもよく言われていたが、「私も蜷川さんにはしょっちゅう言われていた。バカ、ブス、死んじゃえって…」と回顧。「でも、それは時代もそうだし、私自身もバカが利口とか、ブスが怒鳴られることがすごいキレイとか、私自身、ものすごい期待されてるっていう声に全部聞こえてきたので。だから、ありがたい…みたいな。私はそう思えたけど、そんな人ばかりではない。受け取り方もあるだろうし…」と語った。

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2022年4月17日のニュース