藤井4冠 年度内5冠も、渡辺王将と7番勝負へ 最短19日にも挑戦権獲得

[ 2021年11月14日 05:30 ]

第34期竜王戦7番勝負第4局   〇藤井聡太3冠ー豊島将之竜王● ( 2021年11月13日    山口県宇部市 )

感想戦で対局を振り返る藤井聡太新竜王(代表撮影)
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 4冠を手にした藤井にとって、次の標的は第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)。現在進行中の挑戦者決定リーグでは4戦全勝でトップを走っており、最短なら19日に挑戦権を獲得する。渡辺明王将(37)との7番勝負は例年1~3月開催。藤井がここまで勝ち進めば年度内5冠が見えてくる。

 将棋界のタイトル数は8。仮に王将戦を奪取後、現時点の4冠を全て防衛すると、今期は予選で敗退した王座戦と棋王戦の獲得で7冠到達。残る名人戦は現在の順位戦B級1組から来期A級に昇格した場合、23年4~6月の7番勝負に出場する可能性が生じる。藤井の今期順位戦は6勝1敗で2位に付けており、このままの順位を維持すれば来期はA級に昇格。早ければ23年上半期に前人未到の「全8冠制覇」が実現する。

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2021年11月14日のニュース