豊島 3年ぶり無冠に…「九段」から出直し「実力不足を痛感した」

[ 2021年11月14日 05:30 ]

第34期竜王戦7番勝負第4局   〇藤井聡太3冠ー豊島将之竜王● ( 2021年11月13日    山口県宇部市 )

感想戦で対局を振り返る豊島将之九段(代表撮影)
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 豊島は「九段」からの出直しが決まった。終局後「王位戦、叡王戦、そして竜王戦で実力不足を痛感した。実力を付けていかないといけない」と自らにむち打つように語った。

 今夏以降、藤井との「19番勝負」は王位への挑戦をはね返され、保持した竜王と叡王を失った。18年に羽生を破って棋聖位に就いて以来、3年ぶりに無冠へ転落。「先手番で作戦がうまくいかなかった。中終盤で力負けです」と肩を落とした。前期は通算100期に挑んだ羽生を4勝1敗で退けた。今期3連覇は逃したが、12歳年下の後輩にこのまま渡辺との「2強」を許すわけにはいかない。

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