【今夜11月14日の青天を衝け】第35話 米前大統領の「家行きたい」要望受け…渋沢家、歓迎準備開始

[ 2021年11月14日 08:00 ]

「青天を衝け」第35話のワンシーン(C)NHK
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 俳優の吉沢亮(27)が主演を務めるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜後8・00)は14日、第35話「栄一、もてなす」が放送される。

 アメリカ前大統領・グラントの来日が決まり、栄一(吉沢)たちが民間を代表して接待することになった。栄一は、夫人同伴が当たり前の西洋流を採り入れようと、千代(橋本愛)やよし(成海璃子)にも協力を願い出る。そこに、大隈綾子(朝倉あき)や井上武子ら政財界の婦人も加わり、西洋式マナーの習得に悪戦苦闘する。官民あげた歓迎は順調に進むが、数日後、グラントが“渋沢家に行きたい”と言い出す。渋沢家では、千代が中心になって、前大統領を歓迎するための準備が始まった…。

 大河ドラマ60作目。大ヒットした2015年後期のNHK連続テレビ小説「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏(49)が大河脚本に初挑戦するオリジナル作品。主人公は24年度上期に20年ぶりに刷新される新一万円札の顔としても注目され、「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家・渋沢栄一(1840―1931)。約500の企業の育成に関わり、約600もの社会公共事業に貢献。晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補に2度選ばれた。

 幕末から明治へ。時代の大渦に翻弄され、挫折を繰り返しながらも、栄一が青天を衝(つ)くかのように高い志を持って未来を切り開く姿を描く。吉沢は大河初出演にして初主演。タイトルは若き栄一が藍玉を売るため信州に旅した時、険しい内山峡で詠んだ漢詩の一節から採った。

 語りは同局の守本奈実アナウンサー(40)、語り部は俳優の北大路欣也(78)。音楽は映画「ALWAYS 三丁目の夕日」、大河ドラマ「龍馬伝」、連続テレビ小説「カーネーション」などで知られる佐藤直紀氏(51)。

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